51話目

雨上がりの帰り道

数分前まで同じ傘の下にいた君と帰っていく

空は蒼を見せ始め、路傍に咲く花は小さく揺れている

ゆっくりしたペースで歩き続けていると、大きな水溜まりが道を塞いでいた

そこに映る僕達は凄く幸せそう

突然君は水面を指差した

そこには七色の橋が架かっていた

それを渡り、僕らは唯々笑った

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