4話目

教室端で机を近づけ、先生の話を他所に君と笑い話をする。

僕が密かに抱いている恋心もいずれ実ると思っていた。

でも今日寂しげに「サヨナラ」を告げた君から察した。

君は何処か遠い場所へ行く。

なのに僕は君との距離が怖かった。

僕も君も傷つくだけなのに。

翌朝、君の机にはミヤコワスレが咲き誇った。

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