閑話:黒光り
「お、おおお、おい!まじかっ!まじかよ!」
俺の目の前には黒光りする例のあいつがいる。
何故?何処から?なんでこの世界にも?
――カサカサ。
「おお、お!落ち着け!!動くな、動いたら殺す。命が惜しければ動くな」
その言葉を発した瞬間、黒光りするあいつは動かなくなった。
どうやら、あいつも俺の殺気に怯えているようだ。
だがしかし、どうしたらいい…。
考えろ俺。
俺には前世で培った知識がある。
それらを全部総動員して考えるんだ。
…そうだ、まず武器が必要だ。
あいつを確実にこの世から滅せられるほど強力な武器が。
…くそ、来たばかりで部屋に武器が何も無い。
――カサカサ。
「う、動くなぁッ!!」
気づいた時には俺の手のひらから
ピシュンッ。
高速の弾丸を余裕で避けるあいつは飛び上がるとこっちに飛んできた。
「うわぁぁぁ!!!アクアバーストォオォ!!!」
ドゴンッ!
「どうしたんじゃ!ノア!」
フェルが異常事態を察してノアの部屋に飛び込んできた。
そこにあったのは座り込んで肩で息をするノアとボロボロになった部屋だった。
「やったよ、俺。倒したんだ」
「そ、そうか」
数分後、騒ぎに駆けつけたイザベラ先生に信じられないくらい怒られたノアであった。
―――――――――
息抜きパート4
寮に来たばっかりの時に起こった出来事です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます