僕のちょっと変わった一目惚れ。

@abcxyz1098

第1話 始まり

「はっ!」

目が覚めた。汗びっしょりで気持ち悪い。

「はぁ…」

酷い夢を見た。酷い夢だ。まったく。

もう思い出したくない。

「顔を洗おう。」

有言実行。

「顔を洗おう。」

二度口に出す。特に意味はない。



「ぇ…」

洗面所に向かい、自分の顔が鏡に写った。美しい美形。とても若々しい。

降ったばかりの雪のように光のこもった冷たい肌だ。

「…」

鏡の写る表情は気味が悪いほどニヤついていた

なぜ自分は笑っているんだ。

思考に時間を費やしているうちにとある答えにたどり着く。

「そうか…神様は僕に使命を与えているんだ」

そうに違いない、だから笑っているんだ。

その使命に歓喜しているんだ。

「ふふっ、僕にしかできないんだ。」

あるものを取りに行くためにキッチンへと向かった




「これだ…」

僕が手にしているのは包丁だ。

ずっと食材を切ってきたベテランで、今年で5年目だと言う。

僕はこの包丁に名前をつけた。

「君はジャックだ。」

名前の由来は切り裂きジャックから来ている。

ジャックに食材だけでなく人を切る使命を与えた

ジャックはその使命に歓喜している

「さぁ、ジャック。共に使命を果たそう」

ジャックとともに外へ出た。

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