華の人

『華の人』という有田町の窯元に嫁いだひとりの女性のお話をよみました。


『子供を生むための道具』、『良妻賢母』、『結婚したら夫に従順であれ』、『夫が外で女を作ろうとも我慢すべき』とか、とにかく女性の価値が低かった大正から昭和初期にかけての物語です。


そんななかで大正時代の女性のなかにはモダンガールとよばれる人たちがいて、主人公の敏子はその一人。


結婚は大概親の決めた人とする時代のなかで敏子は恋愛結婚します。けれど、いまのように新婚だけで暮らすのではなく、結婚=夫の家に嫁ぎ、夫の両親と同居。


ついでに姑さんは佐賀の『葉隠』精神を受け継いだ人で嫁はこうあるべきという信念がある人。でも、敏子は姑さんの思う嫁像とかなりかけ離れています。



とにかく、嫁いびりします。おかげでストレスマックス。


大正昭和時代の女性たちがどんなふうに生きてきたのかを知ることができます。


それと佐賀というか有田町の歴史とか。


柳原白蓮とか名前が出てきたときは『花子とアン』仲間由紀恵思い出してしまいました\(^-^)/



いまはあまり観ないのですが。一時期朝ドラにはまってました。



追記


葉隠は、江戸時代中期に肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得として書かれた書物です。


有名なものとして「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」というものがあります。


意味は「武士として恥をかかずに生きて抜くために、死ぬ覚悟が不可欠」ということだそうです。



ちなみにこの言葉を知ったのは『銀魂』でした(笑) 

たしかヅラ(桂小太郎)が言ってました(笑)









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