ささたけ的直木三十五賞選考会

ささたけ はじめ

選考会場

第165回直木賞選考

はじめに

 おはようございます。ささたけです。

 今回は暇を持て余したため、直木賞受賞作を読破してレビューするなどという、身の程知らずな企画を立てさせていただきました。

 この文章を打っている時点で、未だ一冊も読了していないのに、こんなことを書いてる自分の無計画さが恐ろしくてなりません。

 なんとか無事に最終日の受賞作予想まで辿り着きたいと思っております。


 ところで。


 私が急に暇を持て余した理由ですが。

 私のフォロワー様は(おそらく)ご存じだと思うのですが――念のため、それ以外のご新規様のために紹介しますと――私は接客業を生業にして、糊口を凌いでおります。

 そんな私が突然、会社から6月28日~6月30日までの期間に連休をいただいたのです。

 有給消化のためだそうです。


 従業員の権利であるはずの有休を、会社が消化させてくれるそうです。


 嬉しくて涙が出ますね。


 ちなみに私は既婚者なのですが、突然のことなので、もちろん妻と出掛けることもできません。もっともこのご時世ですので、休みが合ってもなかなか難しいところではありますが。


 それはともかく。


 このような経緯によって私は、とくに予定のない三連休を得ることとなり、これは愛猫と枕を伴にして寝腐ねくされるしかないか――と思っていたのですが。

 思い出したのです。


 そういえば――だいぶ積読つんどくが溜まっているな、と。


 ちなみに私は定期的に購入した書籍を、露悪もとい公開しております。ご興味がありましたら、『【自分用】今週買った本』という作品をご覧くださいませ。

 URLはこちら。

https://kakuyomu.jp/works/16816452220490490022


 宣伝も済んだところで。

 この三日間、積読つんどくの解消に当てつつ、作品を創作していこうかな――と思っていたんです――が。

 知ってしまったんですよ。


 つい先日、ということを。


 それを知った私は、これまでの積読つんどくになど目もくれず、新たな書物の購入のため、書店へ走りました。


 そうです。


 私は「積読つんどくを消化しよう」とか言いつつ――さらに読むものを増やす愚行に出たのです。

 今思えば、我ながら頭が悪いとしか思えません。しかし、購入を終えた私は、そんな愚かさにも気付かずに、ご機嫌で自宅へ帰りました。

 そして、自室に入るやいなや、さすがの私も正気に返りました。


 両手に抱えたハードカバー五冊。


 パソコンデスクにそびえる積読。


 それは「本の山」を超えた「本の連峰」とも言うべき光景でした。

 しかし、もはや積んでしまったものはしかたない。ならばせめて、「今回購入分は連休中に消化して、積み上げないようにはしよう」と思ったのです。

 ――その時、ふと私の脳裏にとある閃きが走りました。


「これはカクヨムのネタになるかも」


 こうしてめでたく、意味の解らん思いつきだけの誰得企画が完成したわけです長々とごめんなさい。


 ――ところで。

 直木賞というものを知らぬ、うら若き読者のために一応説明しておきますと、


 『直木賞とは正確には「直木三十五賞」といい、これは無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞である。

かつては芥川賞と同じく無名・新人作家に対する賞であったといわれているが、1970年代あたりから中堅作家中心に移行、近年では長老クラスの大ベテランが受賞することも多々ある』(大体Wikipediaより)


 だ、そうです。

 おそらくは、日本で一番有名な文学賞でしょう。

 「電撃小説大賞」よりも「角川スニーカー大賞」よりも有名な賞です。

 自分がお世話になっている投稿サイトを自らディスっていくスタイル。


 ――それはともかく。


 要するに、直木賞とは一般大衆文芸における作家の登竜門的なものですね。

 これが取れるかどうかによって、専業作家としての道が決まると言っても過言ではないと思います。

 とはいえ、一昔前ならいざ知らず――出版不況の現在では、直木賞を受賞したとて生活は安泰とは言い難いのが切ないところですが。

 まあ、伊坂幸太郎氏のように選考を辞退しても生活が成り立つ人気作家がいらっしゃる以上、やはりすべては作家の腕次第ということになるのでしょうが――それでも、大多数の作家志望者もしくは駆け出し作家にとっては、魅力的な文学賞であることは間違いありません。


 そんな由緒ある賞のノミネート作品を、あろうことか昨日今日小説を書き始めたばかりで、しかもデビューもしていないワナビの典型みたいな人間がレビュー&受賞予想しようというのです。

 浅田次郎を始め堂々居並ぶ一流作家の真似事を、本を積むしか脳の無い男がしようというのです。

 無謀を超えて無礼ですらあると、自分でも思います。


 ですが。


 私にはそれを語るだけの権利があるのです。

 なぜならば――。




 食費を削ってまで、候補作を買いそろえたからだ!(白目)




 ネタのために身銭を切って、我が身を削ってでも大見得を切るスタイル。

 ここまですれば、大口の一つや二つ叩いても文句は言われないでしょう。


 そんなわけで。

 これから一週間に渡り、直木賞を追いかけていきたいと思います。

 ご興味のある方は、どうぞお付き合いくださいませ。

 よろしくお願いします。


【追伸】


 これって、日本文学振興会の思うツボなんじゃないかしら?


【追伸②】


 芥川賞は勘弁してください。そこまでやると、昼飯抜きでは到底済まないです。

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