第15話 ついに始まった林間学校!

林間学校当日。

「やっと着いたー」

霞はバスから降り、背伸びする。

「お兄ちゃん!」

雪羽はいつも通り、腕に巻きついた。

「た、拓也」

環も俺の腕に巻きついた。

俺らの班は霞、雪羽、環の4人。

1日目は山登り。

2日目は川で魚釣り。

3日目は午前中で帰る。

という予定になっている。

「まず、みんな、部屋に荷物置いてこい、その後またここの広場に集合な」

先生が言った。

「私、お兄ちゃんと一緒の部屋!」

雪羽が言うと

「部屋は女子と一緒になれないんだぞ」

「えー」

「部屋以外は班で行動が多いからその時な」

俺は言うと、荷物を置きに行った。

「お、ハーレム進藤くんじゃないか」

俺は部屋に入ると、先にいた八雲が荷物を置きに来ていた。

「俺はハーレムじゃないぞ」

軽口を交わしながら、俺らは荷物を整理していた。

部屋は八雲と俺の2人だけだ。

なにせ、俺のクラスは3分の2ぐらいが女子だからな。

「それじゃあ先に広場に行っとくぞ」

「おうー」

俺は八雲に伝えると広場に向かった。

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