第7話 今日の出来事
大鷲座の年、6の月 水の日
今日で長距離行軍訓練は一区切り。
それと一緒に夜会の季節の始まりだ。
夜会と言っても移動できる範囲は馬車で一晩の範疇。
……の筈が、今日の夜会は特別らしい。
この辺の寄親……まぁまとめ役であるロンバルド辺境伯の拠点、ルーンセラで行われる大夜会だそうだ。
辺境の辺境でこっそりと自給自足してる極小貴族のウチが誘われるとそれはもう参加命令とイコールな訳だ。
距離の問題は汲んでくれるらしく、お抱えの魔導士が転移魔法を使ってくれるというのだから、これはもう嫌な予感しかしない。と両親とも頭を抱えている。
俺の社交界デビューとか言われたら拒否できないよね、それくらいの年齢だし。
後三年待てよクソ伯爵。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます