第一話
「どうした? なんか、顔色悪いな!!」と翔太は俺の肩をポンと叩いた。
「いや、そんなことないよ……」
「ほんとか? もし、体調悪かったら俺に言うんだぞ……親友!!」
翔太は爽やかな顔でそう言うと席に戻って行った。
何が親友だ……結局俺はお前に道具として……うららと接点を作るものとして使われてたんだろ?
全てわかってるんだよ……こっちは……だからさ、早くお前を絶望で埋めてやりたいよ。
○
放課後になると、うららが教室に来た。
「うららさんだぞ!?」などと騒がしい周り……。
多分、一緒に帰るとかだろう……。
俺はカバンを持ち、うららに近づいた。
「うらら……」
「耕平くん、帰ろ……」
やっぱりそうだった。
今はただ、いつものように生きよう。
うららはあくまで被害者だ。
うららは何も悪くない……。
だって、悪いのは翔太だから……。
「うん……」
まずは、桜さんと関係を築くところからか……。
しかし困った……桜さんとは別のクラスだ。
そのため、接点を作るのは難しい……いや……簡単じゃないか……あいつがしたように俺もすれば良いんだよ……翔太を使えば良いんだ。
「耕平くん……」
「ん? ……」
「どこか寄ってかない?」
「うん……」
待ってろよ……翔太……。
○
私は昔から欲張りだった。
まず最初に私は彼氏というものが欲しくて彼氏を何度もアプローチして、作ろうと思っていた……でも……どの人も好みではなかった……そんなある日だった。
私には一つ下のかわいい幼馴染の耕平くんと言う子がいた。
別にそっちに興味はない。
でも……彼の隣にいた
しかし、後輩くんは彼女を作らないでセフレを沢山作っていたらしい。
そして、なにより後輩くんの身体はすごいらしい。
だから……私は……。
「ねぇ、耕平くん……私と付き合お……」
耕平くんと付き合って距離を縮めた。
もちろん、私は耕平くんが好きだからというのもあったけど……なによりも後輩くんの身体に恋をしていた。
どんな物か興味があったからだ。
こうすれば、後輩くんに近づける!!
「うらら……」
「どうしたの?」
「俺、うらら、一生大事にするから!!」
か、かわいいよ……。
でも、別に耕平くんが1番大事だけど、後輩くんの身体の方が失いたくないなぁ……。
「私も……」
じゃないと、後輩くんとできないしね。
「俺、絶対にうららと同じ高校入る」
うん、そうすれば、後輩くんに近づけるしね。
「ありがと!! 私うれしい!!」
だから、私は笑顔でそう言った。
○
「ねぇ、後輩くん」
「は、はい……うらら先輩……」
へぇ……顔もイケメンじゃん……。
「聞いたよ〜、君ってセフレ沢山いるらしいじゃん!」
「は、はい……」とほおを赤く染める後輩くん。
私は、後輩くんに近づき舌を入れて熱くキスをした。
「ちょっ、うらら先輩……」
「私としない?」
「は、はい……」
イチコロ……やっぱり、キスって強いね。
あら、かわいい……。
ほんとに後輩くんとするのは耕平くんとするのと比ではないほど気持ちよかった。
でも……何か足りない……。
なんだろう……この満たされない気持ちは……。
「うらら先輩……俺、やっぱり先輩とは……耕平の彼女ですし……」
「そんなこと言って良いの?」
「はい?」
「今の撮ってたんだよ? ばら撒いて良いのかな?」
「え……」
何のことと理解ができたないように見える後輩くん。
「私さ、昔から欲張りなんだよね〜。だからさ、ばら撒かれたくないんだったらさ」
そうだ、後輩くんには危機感がないからだ……。
だから、いまいちピントこないんだ。
「耕平くんから聞いたけどこの学年で一番可愛い、桜って子と付き合ってよ……」
「え……? そしたら、俺……」
「別に良いじゃん! セフレも持ってるしさ? それとも何? ばら撒かれたいの?」
「いや……わかりました……」
理解が早くて助かったぁ〜。
「なら、私が桜って子と接点作るから楽しみにしたてね! 後輩くん♪」
ほんと、私って欲深いなぁ〜。
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すみません、テスト週間に入るのでしばらく投稿しません。
ご理解お願いします。
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