第16話また出てしまった毒親被害者
最近渋谷の親子傷害事件が取り沙汰されていますが、マスコミ報道にはウンザリするものがあります。
加害者少女は確かに重い罪を犯しましたが
世間一般常識から逸脱した理解不能な殺人鬼
彼女に貼ったレッテルを世間に広く伝播せんがための報道のようにしか思えないのです。
さらに言えば、家族との関係は良好であったとするネット記事なども見られ、彼女が自身で語った
“母親の性格に自分が似てきたのが嫌になり、母親を殺そうと思った。”
というのが嘘をついているか本人の勝手な妄想のように思える書き方までしていてげんなりします。
マスコミ各社は彼女をお祭りの派手な神輿にしたくてしかたがないのでしょうが、人間の良心というものが欠片でもあるなら彼女をここまで追い詰め放置した世間にもなにか物申すべきじゃないのかと思うのです。
もちろん加害者少女には被害者に対する真摯な反省が必要ですし、断罪されるべきではあります。
ただ、事件が起こる前は彼女だって被害者だったのです誰も見向きもせず声も掛けず放置され誰も助けなかった。
画面越しで他人事のようにしている我々だって有罪だと思うのです。
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