底辺職ランキング一覧
本日のTwitterで妙にタイムラインを騒がすこの話題「底辺職ランキング」。
①土木・建設作業員
②警備スタッフ
③工場作業員
④倉庫作業員
⑤コンビニ店員
⑥清掃スタッフ
⑦トラック運転手
⑧ゴミ収集スタッフ
⑨飲食店スタッフ
⑩介護士
⑪保育士
⑫コールセンタースタッフ
これらの職業は底辺職で、さらに特徴として
・肉体労働である
・誰でもできる仕事である
・同じことの繰り返しである
ということらしいです。
どこかの就活情報サイトが載せた内容らしいんですけど、これに対する抗議で記事は撤回したみたいですね。
そしてTwitterのとあるtweetは、社会の基礎を支える職業ばかりなのだから抗議を受けて当然である、という主旨でtweetしていたりしますが、このツリーを見ていると中には就活情報サイトの見解を真に受けていると思しきリプが幾つかあったりして、皮肉ったり当て擦ったり自虐していたりします。
まあ、そういった真に受け組はそのツリーでは数少ない存在ですが、何というかTwitterを見ていると時々可視化されるこの気持ち悪い存在は何なんだろうと思いますね。
ちょっと前に見かけた年収1000万あっても子育てで金かかって大変、ってtweetとそれに賛同するリプとかですね。
年収1000万あっても子育てで金かかってスーパーの特売品を買い漁る、の時は「少子高齢化社会なのに全然子育て世代を優遇する政策を打ち出そうとしない」的な大義名分を掲げていて何となく違和感を感じても異議を唱えづらい感じのツリーばかりでした。
私はこうしたツリーに自分の意見をリプしたりはしません。
以前書いたように「ネットで議論は成立しない」からです。
でも何か違和感、モヤモヤは感じますね。
年収1000万の時は夫の年収が1000万超えの妻の呟きで、周囲からは金持ちに思われてるけど実際は子供の諸々の支出や将来の学費の積み立て等で家計は火の車。子供2人でこれだから3人目なんて作る余裕ない、ただでさえ生活に余裕が無いからスーパーの特売品ばかり買ってる、というものでしたが、これに賛同するリプは自分が働いたら夫の扶養から外れる、多く働いても税金で持ってかれるだけ、といった社会制度上の制限があってちょうど夫の年収が1000万を超えたあたりから苦しくなる、と言ったものでした。
底辺職業ランキングに対するネガティブながら肯定的なリプも、社会で大切な職業だろうと自分は大変だからやりたくない的なニュアンスが多いんですね。
この違和感、モヤモヤは何だろーべ?
と考えていたのですが、ようやっと思い当たるものがありました。
ライフハックです。
楽して効率的に生きる術を求めているのですね、このような人々は。
効率的に生きる方法があると考えてらっしゃるのです。
多分こういった、効率的に生きる方法を求める方々が、今のTwitterランドやYouTubeなどのネット言論世界の界隈にはたくさんたっくさんおられるのです。
多分、わたしのようなおっさん世代にもいるんだろうとは思いますが、おっさんが生き方に効率求めてもねえ。
自分の人生振り返って、効率よく生きれたかって、全然無駄な事ばっかりしてきましたからね。
かえって、無駄な事の中にこそ、教訓や楽しさがあった気がするくらいです。
でも多分、ライフハック好きの人たちってのは底辺おっさんの話よりは人生の成功者のストーリーを知りたがるのでしょうね。そこから何らかの教訓を見出したいと、そう願って。あるいは成功した人の哲学を知れば、自分も成功できると思って。
少なくとも、成功者の人の話を知らない意識の低い人に話して聞かせれば自分も成功者の功績を広める役割の片隅を担える、なんて思ったりもするのでしょうかね?
まあいいや。
私自身、底辺職業ランキングの職業のうち②③④⑥⑧⑨⑩は経験してますし、今も介護関係で働いているわけですから、ライフハックを求める人たちからするとド底辺を這いずり回ってる人生に見えると思います。
人生の効率を最大限に突き詰めたい! と願う人たちに私ごときが何か意見を言ったとしても、所詮は底辺の人の言うことでしょ~? と一蹴されることでしょう。
まあそんな訳でTwitterランドの、至上を目指して現状を否定する人たちの足掻きを興味深く眺めているわけですね。
しかし、何か日本人さもしくなってんなーって気がします。
ちなみに、「中学生惑星」は、「底辺職業ランキング」の職業の大事さを書ければいいなと思って始めた話です。
構想していた時は「底辺職業ランキング」なんて世に出てなかったですけども。
私たちの生活を支える地味だけど大事な仕事の数々。
更に言うと、東京など大都市で持て囃されるお仕事って、田舎だと殆どありません。
田舎にあるのはそこでの生活を支える地味だけど大事な仕事ばかり。
だから小学校高学年や中学生向けにそういったことを書きたいなと思って始めたのですけれど、全然内容がそうはならなかったのは作者の力量と取材量が足りてない結果です。
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