安倍晋三元首相の遭難について、混乱した思考で思った事




 本日の昼休みにグーグルのトップに「安倍元首相襲撃される」のニュースが。

 また暴漢の乱入程度かと思っていましたが、その後のTV報道で散弾銃で背後から2発撃たれ、病院に心肺停止状態で搬送されたとのこと。

 相当な重症で明らかに命に係わる状態というのは理解できました。


 正直言って事態をどう受け止めて良いのか、といったところです。

 Twitterでは浮かれて喜ぶ輩が湧いているだろうと思いましたし、現実にそうしたアカウントも多いようです。

 テロリズムで世間を変えられるという愚かな幻想に捉われ、テロリズムを賞賛される方々です。いくら言葉を変えようと、否定しようとそういうことです。


 安倍元首相については、私はその政治姿勢は肯定していました。

 多くの方々が最終的にはバカにしたアベノマスク、あの時あれを打ち出さなければ不織布マスクの出荷を渋りに渋った某国はプレゼンスを増加させていたでしょう。

 ああいった、粗があって後からはどうでも難癖が付けられるようなことでも決断し推し進め事態を変えることが出来る、そんな決断ができる指導者というのは本当に得難いものです。

 泥を被る覚悟と口で言うのは簡単ですが、それが出来る人と言うのはどんどん少なくなってきていると思います。


 この襲撃事件については、背景を様々に想像、憶測、推理することが可能です。

 多くの考察がネット上で、TVで、雑誌で、新聞で飛び交うことでしょう。

 そして多分、そこに正解はありません。


 私たちは、情報の波に翻弄されているにすぎません。

 犯人も混沌とした情報に翻弄され、情報の波の中から現れた怪物になってしまった挙句の犯行かも知れません。


 そして言えるのは、私たちは情報に溺れてしまえば容易に犯人にはなれるかも知れませんが、情報に溺れても安倍元首相のようなアイコンにされてしまう程の指導力を発揮する存在には成れないということです。


 先程、安倍元首相がお亡くなりになったとの報道がありました。


 ご冥福をお祈り申し上げます。

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