職業としての政治家についてちょっと思った事



 衆議院選挙が近づいて来たのですが、ふと思った事を書きます。

 といっても私の政治思想の開陳ではありません、念のため。


 政治家っていうと何か国会議員だけを指すみたいに感じてますが、実際議員って考えると県会議員や市会議員、町会議員、村会議員なんかも政治家のうちに入らないもんなんでしょうかね。


 皆さん、この市町村議員に目を向けた事、ありますか?


 私の住んでる地域だと、市町村議会の過去一番近々の議員選挙の時、定数に対して+1の立候補者しかなかった記憶があります。

 周辺市町村だと、定数丁度とか、定数割れとかもあったように思います。当然無投票で立候補者は当選してるんですね。


 議員報酬については市町村の規模と税収で違いが出ます。

 私の住む県内の自治体だと、県庁所在地の市がトップで月額600,000円、最も少ない額の自治体だと120,000円です。


 定員割れしていた私の住む自治体とその周辺自治体2つの議員報酬は290,000円、190,000円、160,000円でした。


 今はあんまり地方自治とか地方分権とか言われてないせいでしょうか。

 地方になると議員の報酬だけでは生活していくのになかなか厳しいものがあります。ですからあまり会社員などが立候補することはなく、有力農家とか旅館やホテルのオーナー、自営業の方などが議員を務めることが多いみたいですね。

 しかし段々地方だとなり手が減ってきているというのも確かです。


 さあここで提案です。

 大都市部で非正規雇用で生活に困ってるよ~と言う方、こういった定数ギリギリだったり定数割れしている市町村の議員さんになって議員報酬でチビチビ食っていくって生き方、アリだと思いませんか? 


 特にデビューを夢見てコツコツバイトしながら創作している作家の卵の皆さん、どうでしょう?

 今や東京に居を構え、編集者とやりとりしながらデビューを目指す時代ではなく、ネット環境さえあれば日本中どこでも作家デビューは(たぶん)出来るのです。


 条件は、25歳以上。選挙前の3カ月以上前にその自治体に住み着き、公示日当日に立候補の届け出をし、市町村議員選挙の場合15万円の供託金を支払えばOKです。

 落選したら供託金はボッシュートされてしまいますが、そこは事前に定数割れしている自治体を狙えばヨシ。


 議員になれてもなれなくても、その経験はあなたの創作の糧にきっとなるはずです。

 当選後は変なイデオロギーを振り回しさえしなければ、先輩議員の面倒見のいい方がその土地なりの事情や必要な事は教えて貰えることが多いです。

多分。



 是非ご一考を。





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