やる夫スレの紹介みたいなもの(私は作者ではありません、あしからず)
やる夫スレのこと
やる夫スレ。
ご存じの方も多いと思いますが、5ちゃんねるやしたらばなどのWEB掲示板で発表されている、AA(アスキーアート)を使った物語のことです。
私は直接掲示板では読まずに、やる夫スレまとめサイトで纏められたものを読んでいます。
やる夫スレは2006年頃に成立したみたいですが、2008年~2013年頃までが非常に盛り上がっていたみたいです。
AAという視覚表現が可能なので、小説ほどの卓越した文章力がなくともキャラクターの様子がイメージしやすく、漫画ほど作画の労力がかからずに表現できるという強みがありますが、やる夫スレ作者さんの中にはAAで物凄い絵?を描いたり、あるいはとんでもなくストーリーテリングとセリフ回しが上手な方もいて、なかなか侮れません。
けっこうな力作も多いのですが、WEB掲示板上で発表されているためやる夫スレで収入を得ている作者さんは殆どおらず、作者さんの趣味で作成されています。
人気のあった作者さんの中には有料の個人ブログを開設している方もいるようですが、どの程度の収入になっているのかはちょっとわかりません。
趣味で多大な労力を使って完結まで楽しませて下さる作者さんには感謝です。多分、自分で作った物語を他者に読んでもらいたいという純粋な衝動が続く方でないと続けられないでしょう。ですから完結まで行かずとも、作者さんに文句を言う筋合いはまったくない分野でもありますね。残念だったりはしますけど。
そういった純粋な表現欲求がある作者さんでないと作り続けられないという事もあってか、2021年現在では、少しというかかなり下火になってきているように感じます。
やる夫スレから作家デビューという方も何人かいらっしゃいますが、結構稀なケースでしょう。
作家デビューを志す方は今なら小説投稿サイトが幾つもありますし賞も多いですから、最初から小説を書かれるのではないかと思います。
まあ、前置きはこんな感じで。
私がやる夫スレを見るようになったのは結構後の方で、2013年くらいでしょうか。
まあ褒められたことではないですが、仕事中の空き時間に何となくネットサーフィンした時にたまたま纏められたやる夫スレを読んでしまったのが運の尽きでした。
その時は多分楽天ゴールデンイーグルスが好調で、初優勝か? って時だったのでそれ系の情報をつらつら見ていたんだと思うのですが、楽天の元監督野村克也さんの関連で「やる夫と学ぶ野村克也」を見つけたのです。
まあ私は自作の小説「王子に転生してこりゃあいいやと思っていたらこれはこれで苦労があるようです。」を読んでいただいた方はうっすら察しておられると思うのですが、元ヤクルトファンでしたから野村監督のことは結構詳しかったりします。野村監督の本も何冊か買ってたりしてます。
そんな私を満足させられるかな? と愉悦の思いで開いた「やる夫と学ぶ野村克也」でしたが、これがまあ思った以上に面白かったのです。
何が面白かったのかはまた個々の作品を紹介する部分で紹介させていただきますが、「やる夫と学ぶ野村克也」のおかげで私はどっぷりやる夫スレにハマってしまいました。
やる夫スレには多くのやる夫スレまとめサイトが存在します(そして多くが更新しなくなっています)。
「やる夫と学ぶ野村克也」も、まとめサイトにまとめられていたものを私は読みましたから、「やる夫と学ぶ野村克也」のその時点までに発表されていたエピソードを読み終わった私は、同じまとめサイトに掲載されている他の作品にも次々に手を出していくようになります。
今は更新を停止している「泳ぐやる夫シアター」というまとめサイトで読んでいたのですが、このまとめサイトはやる夫スレの様々なジャンルの作品がまとめられており、特に「学ぶ系」や「職業系」が充実していました。こうしてまた一人、やる夫スレの沼にハマり込む者が出たのです。
そしてやる夫スレにはやる夫ややらない夫といった「やる夫スレオリジナルキャラクター」以外にアニメキャラや漫画のキャラ、ドラマのキャラも多くのAAとして登場します。
当時殆どアニメを見ていなかった私は多くのアニメキャラがまったくわかりませんでしたが、やる夫スレをきっかけにAAの元ネタを知るためにアニメを見出すようになります。といってもあくまでAAの元ネタ確認という意味合いを脱してはいませんが。
というわけで今後は何となく、今まで読んで面白かったやる夫スレを紹介していこうと思います。
多分需要はないだろうなあ。
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