【生物事典】オクリシッド〜目玉の怪物
オクリシッド/Oculithid
刺胞動物様の目玉の怪物。
異世界からの侵略性知性体。
属性:秩序にして邪悪など
主な生息域:異世界、地底世界など
異称:
メデューサスフィア、肉クラゲ、肉円盤、浮き目玉、目玉のなる木、ドドメキ、目玉クラゲ、眼柄クラゲなど。
刺胞動物の様に変態する。
ストロビラ母体(雌雄同体)から産出される。
エフィラ幼体を経て、成体であるメデューサ体制になる。
メデューサ体制には、非常に多くの形態(form/forms)が確認されている。
生態は、ストロビラ母体と共に都市を作る個体群(都市型)と単独又は少数で周遊する個体群(周遊型)とに大別される。真社会性では無い。
大半は、いわゆる邪眼の能力を備える。
物理法則を無視して浮遊する。
浮遊クラゲと評される事もあるが、ゼラチン質ではなく肉質。
プラヌラ幼体は確認されていない。
ホネ(内骨格)は存在しない。
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ストロビラ母体/Mother Strobila:
属性:秩序にして邪悪
主な生息域:オクリシッドの営巣地
異称:目玉のなる木、ドドメキなど
肉塊状の生命。雌雄同体。
世界樹、生命樹などに寄生する事がある。
肉の実が生える。
肉の実は充分成長するとエフィラ幼体として母体から巣立つ。
ポリプ姫体/Princess Polyp:
属性:秩序にして邪悪。
主な生息域:オクリシッドの営巣地
名称:肉樽、目玉姫、ドドメキなど
次の母体となる個体。雌雄同体。
群れが大きくなると母体から産まれる。
古巣の個体群の一部を引き連れ新たな巣を作る。
単独で営巣地を作る個体の報告もある。
エフィラ幼体(Ephyra Larva):
通称、小目玉。
大量に生まれるが生存率は低いとされる。
天敵は、
成長するとメデューサ体制に変態する。
★浮き目玉/Floating Eye
属性:秩序にして邪悪又は秩序にして中立
主な生息域:オクリシッドの営巣地、地底世界など
巨眼1つを持つ浮かぶ肉玉。
何度かの変態を経て、いずれかのメデューサ体制となる。
メデューサ体制(Medusa Phase):
いわゆる目玉の怪物。
同じ母体から産まれても、形態は様々。
母体によって、産出されるメデューサ体制の形態に偏りがある事がある。
巣で母体に仕える個体群と、単独又は少数で周遊する個体群に大別される。
また、メデューサ体制には複数の形態が報告されている。
★働きメデューサ/Worker Medusa
属性:秩序にして中立
主な生息域:オクリシッドの営巣地
異称:一つ目の肉クラゲ
丸めの胴体に、巨眼一つで、クラゲの様な触腕を4本持つ。
巨眼は念動力の他、邪眼の切り替え使用可能。
触腕は麻痺毒を持つ。
営巣地(都市)で、ポリプ母体の為、労働に勤しむ。
★偵察メデューサ/Scout Medusa
属性:秩序にして中立又は秩序にして邪悪
主な生息域:オクリシッドの営巣地、地下世界など
異称:浮かぶ肉円盤
感知・探知特化のメデューサ体制。
巨眼1つ、眼柄触手10本。
生来能力で転移可能(範囲又は本体のみ)
眼柄は探知、感知系のみ。
★眼柄メデューサ/Eyestalk Medusa
属性:秩序にして邪悪
主な生息地:地底世界など
異称:オクリシッド、目玉の怪物など
巨眼1つに、クラゲの様な触腕2本、眼柄触手8本を持つ。
眼柄毎に固有の邪眼能力を持つ。同時発動可能だが、射程短め。
周遊型:
単独又は少数で営巣地(都市)の外を周遊する。放蕩息子。
たまに営巣地(都市)へ里帰りする。
都市型:
営巣地(都市)に引きこもる。穀潰し。
以上、代表的な3形態。
他に触腕と眼柄触手の本数を異にする様々な形態が報告されている。大抵は周遊型である。
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類縁種:
いくつかの類縁種が確認されている。
★オクリシッド・ポリへドロン/Oculithid Polyhedron
属性:秩序にして中立
主な生息域:特殊
異称:サイコロ
多面体の目玉の怪物。
各面に目玉があるが、口のある面は一面だけ。
触腕や手足は無い。
いくつかの形態が確認されている。
細かい生態は不明な点が多い。
召喚術によって呼び出され、要衝を護衛する。
オクリシッド・テトラへドロン 四面体
オクリシッド・ピラミッド
オクリシッド・ヘクサヘドロン 六面体
オクリシッド・オクタへドロン 八面体
オクリシッド・ドデカへドロン 十二面体
オクリシッド・イコサヘドロン 二十面体
★オクリシッド・メッロ/Oculithid Melo
属性:混沌にして中立又は邪悪
主な生息域:農耕地、大自然など
異称:目玉瓜
ヘタ様の突起があるのがチャームポイント。
ある種の擬態。
エフィラ幼体を経ずに、メデューサ体制となる。
メデューサ体制は雌雄異体で、プラヌラ幼体を産出する。
母体は雌雄同体で、基本種と違い、群体を作り母体となる。
小型の品種は悪戯好きで、大型の品種は邪悪となる傾向がある。
★オクリシッド・フニシア/Oculithid Funisia
属性:混乱にして邪悪
主な生息域:地底世界
異称:目玉イソギンチャク
イソギンチャク様のポリプ体制。
巨眼1つ、2本又は4本又は6本の触腕、上部に複数の触手を持つ。
触腕には麻痺毒がある。
単眼からの邪眼を発動可能。
雌雄同体。大事なのでもう一度。雌雄同体。単独で産出可能。
メデューサ体制は存在しない。
亜種で眼柄触手を持つ者がいる。
デザイナーズ・ノート
ラテン語で目を表す oculusからの造語。
目玉の怪物です。
生態はクラゲやイソギンチャクなど刺胞動物を参考にしています。
追記(2021/07/26)
全体的に書き改めています。
メデューサ体制の曖昧な記述を改めて代表的な3つに絞りました。
浮き目玉を幼体扱いに改めました。
母体をポリプからストロビラに、特殊体をポリプに改めました。
類縁種3つを若干書き改めて、微妙に追記しました。
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