第16話 具体的に、どのレーベルを読めばいい?
応募したいレーベルによって傾向は異なるため、列挙していきます。
○流行に沿った作品を書きたい場合・あるいは得意な場合
・ファンタジア文庫
・MF文庫
・GA文庫
・スニーカー文庫
・ダッシュエックス文庫
・HJ文庫
・オーバーラップ文庫
などが挙げられます。つまり勇者や魔王、異世界や転移や転生、レベル、ギルドなどいった、ファンタジー作品ですね。
あるいは、現代を舞台にしたラブコメ作品。幼馴染やクラスメイトの美少女との甘い恋愛。
そういったものを書きたい、あるいは得意な方は、これらのレーベルの作品を読むことが重要かと思います。
この場合、特に重要なのは『大賞』や『ヒット作』ですね。
大賞やヒット作は、選考の方々や読者の需要が特に詰まった作品なので、読むのが基本となります。
すでに読んだ方も多いかと思いますが、『自分の作品と違って何が違うか』それを考えながら読み直すと、新たな発見があるかもしれません。
「そうか! キャラ紹介はこうすればいいのか!」
「物語の構成はこうすればいいんだな」
「終盤の盛り上げのために、伏線はここに貼るのか!」など、勉強になることは多いと思います。
○重厚な作品や、流行にとらわれない作品が書きたい場合
・電撃文庫
・ガガガ文庫
・ファミ通文庫
これらのレーベルは比較的流行に左右されず、自由な作風の作品が受賞している傾向にあります。
「ファンタジーは書きたいけれど、なろうっぽいのは嫌だ」、「ラブコメよりも、青春やミステリーやアウトローものが書きたい」など、他レーベルでは出来ないことを受け入れる場合が多いです。
ヒット作で言えば、『86』などが分かりやすいでしょうか。
ロボが活躍し人が簡単に死ぬハードな世界観の作品。文章力も高く、臨場感溢れる作品ですが、作風として、少なくともファンタジア文庫やMF文庫などに応募しても、受賞はしなかっただろうな、と思える内容です。
(そういう意味で、作者様が二度電撃に送ったことは合理的)
よって、『自分が流行側なのか、そうでないのか』、それを理解することも重要かと思います。
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