第10話  改行が少なすぎる場合

これは出版社によって基準は変わると思うのですが、重厚な内容にするべく改行を減らした場合、それだけで弾かれる可能性はあります。


ライトノベルは読みやすさを重視した『娯楽作品』なので、内容を理解されやすいものが好まれます。

その中で、改行は読みやすさの一環を担っており、数行ごとの改行は必須となります。

もちろん内容によりますし、前述の、出版社によって基準は変わりますが。

具体例を挙げると、


○比較的改行が多めで、一行の文字が少なめのレーベル

・ファンタジア文庫

・MF文庫

・ファミ通文庫


 →『読みやすさと軽さ重視』



○比較的改行が少なめで、一行に文字が多く書かれているレーベル

・電撃文庫

・ガガガ文庫

・HJ文庫

・オーバラップ文庫


 →『重厚さと臨場感重視』



○中間(どちらも同じくらい)

・GA文庫

・スニーカー文庫

・ダッシュエックス文庫

など。


 →『読みやすさと臨場感が半々』


以上、新人賞を設けていて、比較的規模や歴史がある所を列挙致しました。

もちろんこれはあくまで『傾向』であり、作品によっては改行の多さはかなり変わってくると思います。

流行によって若干の変化も見られますし、現在(2021年7月)で分ければおそらくこうなるだろう、という一つの例としてお考えください。

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