第7話  矛盾がある場合

これもありがちなミスで、大きな失点に繋がります。

キャラが良くて文章も問題ない、そしてギミックなどにも惹かれるものはある。けれど、『主人公が言ってる事とやってる事が違う』、『説明した設定を無視した展開・ストーリーになっている』、『死んだはずの人物がいつの間にか生き返っていた』など、矛盾が大き過ぎる場合ですね。


大なり小なり、作品では矛盾は起きてしまう事は多いと思います。特にファンタジー作品などは、その世界独自の歴史があるため設定も膨大になりますし、小さな矛盾は発生してしまう事が多いと思います。


それが些細なものなら問題は小さいですが、(選考している方も気づかずに、あるいは気づいていても見逃してくれる事もある)主人公の言動が滅茶苦茶で、さらに設定通りに話が進んでいかない場合などは、大きなマイナス点となります。


物語は、根本的に『納得』や『感動』の積み重ねで出来ています。

ようするに、架空の舞台で、登場人物たちが面白おかしく活躍する、あるいは素晴らしい活躍をすることで、その過程に読者は心揺れ動かされます。


なのに、矛盾がある場合はそれを素直に楽しめません。感動的なシーンも魅力半減です。そのため、大きな矛盾点はあればあるだけ減点になります。


例外的に、ヒット作の中にたまに矛盾が指摘されてレビューサイトなどで盛り上がる場合がありますが、それは希少な例として思ってください。


自分の作品を直す場合の対策として、

『友人・知人・家族に読んでもらう』、『ネットに投稿してみる』などが簡単な方法でしょうか。

思いもよらぬ部分で矛盾が結構が見つかると思います。


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