第19話 宿題ヤリながら

 夏休みはいい事ばかりでは無い。毎日ダラダラしていたり、友達と遊びに出掛けたり、彼女とエッチな事をしたりして一日一日過ぎていくがどうしても付き纏ってくるものかある。


 夏休みの宿題だ。


 今日はそのたっぷりと出されている宿題を少しでも片付ける為に茉桜の家にやってきている。外が暑かった事もあって茉桜の家に来るまでに汗をかいていた。


 やたらと茉桜にシャワーを勧められたので、シャワーを借りてさっぱりしてから宿題をやり始めた。


「あー、なんでこんなに宿題あんねん。夏休みやのに!休めへんやん、こんなに宿題あったら!」


「怠け癖がつかないように、かしら」


 学生の九割は絶対に思う疑問だと思う。この夏休みなのに宿題出し過ぎ問題。


 各教科からはもちろんたっぷりと宿題が出ていて、おまけに一言日記だの読書感想文だの面倒くさい宿題が多い。


 それに、家で宿題をやっていると漫画、テレビ、ゲームなどと誘惑するものが多く、やる気スイッチがOFFになってしまう。


 今日は茉桜の家で宿題をやっているのだが、突然エアコンが壊れるというアクシデントが起こり、部屋の中がかなり暑くなっている。


 エアコンが切れたと思ったらリモコンが反応しなくなったのだ。今は扇風機が首を振りながら部屋の空気を回している。生ぬるーい風が肌に当たるが何も無いよりマシだ。


 他の部屋で勉強をすればいいと思うかもしれないが人の家という事もあって、なかなか言い出せずにいる。


「ふぅ、暑いなー」とアピールをしたりしているのだが、茉桜は割と涼しい顔をしている。


 暑くないわけではないようだ。茉桜の頬にはスゥッと汗が流れていたり、腕などもしっとりとしている。


 アッカン、汗がとまらんくなってきた。結構宿題も進んできたけどこれ以上は集中出来ひんわ。


「宿題は進んだかしら?」


「うーん、まあまあやな。後残ってる日数考えたら余裕は出てきた」


「そう、じゃ今日はこのくらいにしときましょうか、暑くて集中出来ないわ」


「そやなー、ウチもそろそろしんどなってきててん」


「そうね、私も叶彩のそんな格好を見ていると我慢出来なくなってきたわね」


「そんな格好って、別に普通やと思うんやけど」


「そうかしら?汗で服が張り付いてちょっとエッチな感じするわよ?」


 茉桜がこっちに近づいてきた。


「え、どしたん?」


「汗、気持ち悪いでしょ?キレイにしてあげる」と言いながら押し倒してきて腰あたりに馬乗りになった。


 え、え、キレイにしてあげるって、拭いてくれるって事かな?なんで押し倒されたんやろ。


「まずは服を脱がないとね」


 茉桜は服を掴んで脱がせるのではなく、肌に手を当てて体を触りながら、ついでに服をずらしていく。


「汗拭いてくれるん?」


「舐めてあげる」と言いながら手についた汗をペロッと舐めた。そのまま茉桜の顔が体に近づき、暖かい舌の感触が体に伝わってくる。


「んんぅ」と声が漏れる。くすぐったさと汗を舐められている恥ずかしさがあるが、少し興奮し体が反応してしまう。


 茉桜、めっちゃヘンタイや。しかも舐めてあげるって言った時の顔とか見たらドキドキしたわ。


 唇を当てないように舌だけを出して舌の先でペロペロとお腹を重点的に舐めまわす。


「ん、んっ、こんなん、余計暑くなる」


「ふふ、私も暑くなってきたわ」


 少し体を起こした茉桜はそのまま上の服を脱いで近くに投げ捨てた。


「どうかしたの?そんなに見つめて」


「別に...」


 やっぱりいつ見ても茉桜の体はキレイやな。エッチな感じがする。


「ふふ、目線でバレバレよ」


「見てへんし」と言っても茉桜のキレイな体を見たら触りたくなってしまい、抱きしめようと手を伸ばすが「ダメよ」と言って両手首を握られた。


 そのまま茉桜はまた舐め始めた。お腹を舐めていた舌はどんどんと上に上がっていき、かわいい布に守られている膨らみの近くまできたが茉桜の舌は一度離れて鎖骨の方まできた。


 そこまでくると初めて茉桜の唇が体につき、ちゅっちゅっと音を鳴らしたと思ったらまた舌を使い舐め始めた。


「あっ...!ん」


「美味しいわよ、叶彩」


「そんなん、言うなぁ」


「ふふ」


 茉桜は満足そうに上から見下ろす。


 手首を握っていた手を口の前に持ってきて「まずは右手からキレイにしてあげる」と言って右手を口の中に含んだ。


 指を一本ずつ口の中で舐められる。ねっとりと茉桜の下が指に絡みつき時には吸われてヤラシイ音を鳴らしている。


 舐めている時茉桜はジッとこちらを見て反応を楽しんでいる。


 右手を舐め終えたと思ったらそのまま手の肘の方を舐めていき、肩の方まで登ろうとしている。


「ちょっ...!と、待って。それ以上は...っ!」


 ウチ今いっぱい汗かいてるし、そのまま行ったら...腋の方まで舐められてしまうやん。それは恥ずかしすぎる!


「ふふ、大人しくしていてね」


 腕を上げさせられ、腋を舐められる。


 一気に顔が熱くなるのが分かる。


「かわいい...とてもかわいいわよ。叶彩」


「ヘンタイ...っ!」


 右腕が終わると左に移って同じように指から舐め始めた。


 また、腋まで行くやん。めっちゃ恥ずかしいわ。でも、なんか、ゾクゾクする。


「次はここね」と言ってとても柔らかく敏感なところを指でツンとつついた。


 ブラを外した茉桜はまず舌先で早く舐めてと主張している場所を無視してその周りから舐め始めた。


 たっぷりと焦らした後「はやく舐めて欲しそうにしているわね」と言ってきた。


「ウチそんな顔してへんし」


「ふふ、舐めて欲しそうにしているのはここよ」と言って指でピンとはじく。


「んっ」


「どうしたのかしら?」


「茉桜がそんな事するから...」


「ふふ、そんな事ってこれかしら」と言ってまた指でピンとはじく。


「んっ、それ...」


「かわいい声を出して喜んでいるじゃない」


「もぉ...」


「はいはい、ちゃんと舐めてキレイにしてあげるわよ」


 茉桜は仕方ないわね、といった感じで舐め始めた。


 ウチめっちゃ舐めて欲しがってるみたいやん!


 あ、んっ、ん、でも、茉桜の舌...気持ちぃっ。


「上は終わったわね」


「え?」


「次はこっち」と言って下の服を脱がし始めた。


「そ、そっちも舐めるん?」


「もちろん、ちゃんとキレイにしてあげるわよ」


 全て脱がし終えた茉桜は何も言わずにジッと体を上からした、下から上と見ている。


「叶彩、とてもキレイだわ」


「あ、あんまり、見んといて」


 産まれたまま姿を見られるのはやっぱり恥ずかしい、腕を使って隠すがほとんど隠れていない。


 下もキレイにするって言ってたけど、どこまで、舐めるんやろ...。


 ドキドキしてきた。


 茉桜は足元まで体をズラして右足の指先から舐め出した。


「そんなとこ汚いのに...」


「シャワー浴びたでしょ?」


「そのために、シャワー浴びさせたんか」


 あの時から茉桜はこの事考えてたんかな、ウチを舐め回すために。


 足の指を舐め終えた茉桜はゆっくりと上に登ってくる、スネ、膝太ももときた。


 反対の足も同じように舐め、足の付け根で止まる。


「ここ、どうしようかしら?すごく汗をかいているけれど」と茉桜の目線が全身を舐められて喜び、ここも舐めてキレイにしと欲しいと言わんばかりに汗が溢れ出している。


 体は正直とはこの事だ、恥ずかしいと感じているはずなのに体は茉桜に舐められるのを喜びもっと舐めて欲しいとアピールしている。


「ふふ、何もしていないのにどんどん汗をかいているじゃない」


「暑いから...」


「仕方ないわね、ちゃんとキレイにしてあげるわよ」


 茉桜の顔がゆっくり近づいてくる。近づいてくるにつれて体に力が入る。


 息がかかる。


 舌先が下から上に汗をすくいとるように動く。


「んぁっ!」


「かわいい声ね。よほど嬉しいのかしら?」


「ちょっと...ヤバい、かも」


「ふふ、やめておく?」


「...別に」


「素直に言ってくれたら、もっとしてあげるわよ?」


「して...ほしい」


「ふふ、いい子ね」


 また茉桜の舌が動き始める、ゆっくりと丁寧に、下から上に舐めるのを繰り返す。


「ん、んぅ...っ!」


 ぴちょぴちょと舐める音がやたらと大きく聞こえてくる。夏休みで遊んでいる子どもやセミのうるさい鳴き声なんて全く聞こえてこない。それくらいに茉桜の舌に集中してしまっている。


 ちょうど割れ目にそってペロペロと舐めていた茉桜だが、陰部を口で覆うように蓋をしてその中で舐め始めた。


 茉桜の息がダイレクトに伝わる。


 口が離れたと思ったら、ほとんど迎えいれる準備が出来てしまっている愛情が溢れている扉を指でさらに開けて、茉桜の舌がニュルリと膣内に侵入してきた。


「んぅ、茉桜ぉ...っ!これ、ヤバい...んっ、んっ、んっ...!」


 そんな姿を見た茉桜はゾクゾクしたのかさらに激しく舌を動かし始めた。さっきまで汗だと言っていた物は完全にエッチな汁に変わり、茉桜を喜ばせる。


 アカン...っ、完全に茉桜にウチの気持ちいいの、支配されて...んっ、コントロールされてるっ!


「茉桜ぉ...茉桜ぉ、んっ、ダメ...っ!んっ」


 あ、こんなん、んっ、激しいっ!


 んっ、んんっ!


「やだ、それ以上、んっ、んっ、ダメ、やだやだっ!きもちいいぃの、やぁ」


 たまらない所へ連れていかれ、びくびくと腰が震える。


 太ももで茉桜の頭を挟みだんだんと全身の力が抜けて行く。


「そんなに気持ちよかったのかしら?」


 太ももをペロッと舐めて「お互い汗ビッショリね」と言った。


「茉桜のせいやん」


「ふふ、そうね。シャワー浴びにいきましょう?」


「ちょっと、ウチもうちょいしてから行くわ。体に力入らへん」


「かわいいわね」と言って抱きしめてくる。


 どっちの汗か分からないくらいお互い汗をかいている。


 二人で少しの間抱き合いながら、幸せな時間を噛み締める。


 少ししてから二人でシャワーを浴びた。

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