死神は余命「?日」の私に嘘をつく
猫NEKO
第一話 ~プロローグ~
古くから死神は、人々から恐れられてきた。人間には、
それはなぜか。死神には人の命の終わりがわかる。いや、正確には近い人のところに現れては、命が
そんな死神は今、
ふざけた
「ねぇ、死神。死神は人から
「…それは言えない。」
それを聞いた少女は、きょとんっとした顔になって
「なんで?……まさか⁉奪った魂で人に言えないようなことを……」
「ふざけるな。お前と違って俺がそんなことをするわけないだろう。」
「
少女は
しかし、そのお
「無理だ。」
「なんでよー。減るもんじゃないし、ちょっとくらい教えてくれてもいいじゃん。ケチ。ケチ死神。」
「なんとでも言え。そんなに知りたければ、一回死んでみるのもアリなんじゃないか。」
「それじゃあ、
少女は笑いながら答えた。そして、少し悲しい
「……でも、もし私が死んだらその時は…」
さっきまで笑っていた少女が少し言葉に詰まる。少女の顔を見ると表情はさっきよりも悲しげになっている。
「……私の魂は君が奪ってよ。」
これは、余命「?」日の少女とその少女を死へ導こうとする一人の死神の
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