フォロワーさんオススメの本を読んでみた②

 そう言えば、『はいからさんが通る』と『NY小町』のご報告するのをすっかり忘れてました。どちらも図書館に揃ってありました。無事読破。

 でも、澄田こころさまにオススメされた『ヨコハマ物語』はなかったです……どっちも面白かったから読んでみたい……。





『はいからさんが通る』

 ごめんなさい、「少尉にときめくよ!」と言ってくれたフォロワーさま。


 私、少尉も狼さんも編集長も好きだけど、やっぱり環が一番好きだーーーー!!(強調)


 紅緒と一緒に怒られて廊下に立ったり、蘭丸のフォローしたり、「環ー!」と紅緒に頼りにされたり、少尉に抗議したり(酔っ払ってるけど)、軍人に一歩も引かない態度をとったり、最後は大陸へ渡る女……。

 紅緒が武力の女なら、環は外交力の女だなと思いました。

 女学生の頃も好きだけど、やっぱり新聞記者になって酔っ払う2人が好きです(笑)。

 あと、少尉のおじいさんもわりと好きです。現実にいると面倒くさそうだけど。




『NY小町』

 紅緒のように武力に優れた少女、志乃さんの物語なのだけど、紅緒と違うのは元々「男」として育てられたこと。

 紅緒のあっけらかんとした喋り方も好きなんだけど、志乃さんの物言いは元男だった上に、奇想天外で面白い。ヒロインの面白度は紅緒を超えるんじゃないでしょうか。

 この話は、そんな彼女が外国人に恋をして、追いかけるんだけどすれ違って憧れのニューヨークに行く話(めっちゃざっくり)。事情が複雑すぎて、読んだ私も説明できない……。


 ただ、ヒーローのダニエルより、三郎の方が好き。そろそろおもしれー男が出てこないのかと思ってたけど、三郎はおもしれー上にいい奴なんだ……。色々な望みが叶わないんだけど、奴の生き方が一番自由なんだ……。

 あと写真家の2人も面白くて好きでした。ポテ次というブサ猫が出てくるのですか、大体こいつのお陰でお話がスムーズになる。猫と和解せよ。

 ナネットは強烈で、最初はあまり上品ではないキャラクターですけど、後半からはナネットが好きになると思う。やっぱりこういう女に弱いのか私は(笑)。

 大和和紀の親父は大体頑固だがデレると早い。そういうの嫌いじゃない。実際、こんな物分りのいい頑固オヤジはそういないけども……(遠い目)。


 ダラダラとした感想になってしまいましたが、結論として「部分部分が面白すぎて流れを説明するのは野暮すぎる!」って感じです。

 私が初めて読んだ大和和紀の本は、『ゼフィルスの森』でした。結構わかりやすい人間ドラマだったんですけど、そっちよりこういう細かに面白いやつが好きだな私……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る