名刺代わりの 2
というわけで続きです。三月のライオン以外は我が家の書斎にあった漫画たち。
⑤川原泉『笑う大天使』白泉社
大天使と書いて『ミカエル』と読む。『Archangel』は「アーチエンジェル」ではなく「アークエンジェル」である。川原泉は「カーラ教授」と呼ばれる。
第2巻まで大爆笑し、第3巻でアッパーパンチを喰らった作品です。あのあっけらかんとした三人娘の性格が好きすぎる。
カーラ教授の作品は一読するとかなり教養を得ることができるのですが、そんなことは関係ない。私はこのとぼけたヒロインたちのとぼけたセリフを見たいがために読んでいる。ちなみに葉鳥ビスコの『桜蘭高校ホスト部』もかなり教養を得ることができるのでオススメ。
川原泉作品を最初に読んだのは、『ゲートボール殺人事件』。その後『甲子園の空に笑え』を読み、さらに『バビロンまで何マイル?』を読んだ。
でも一番読み返しているのは、のちに文庫版短編集のタイトルとして採用された作品『美貌の果実』。泣ける訳では無いのに、泣ける。悲しい訳では無いのに、悲しい。でも素敵な作品です。
私のオススメは『ブレーメンII』。『アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?』で出てきたあの二人が、宇宙を股にかけて動物たちと行くSF。パンデミックの話が載っていて、後で説明する『YASHA』とセットでオススメしたい。
⑥河惣益巳『ジェニーシリーズ』白泉社
母親に「イスラエルとパレスチナ問題を勉強するならこれが分かりやすいよ」と勧められたのは私ぐらいなもんだろう……。
今アフガニスタンの話を聞くと、フューチャーはどうなってんじゃぁぁぁと心配になる。ミャンマーもね……ジェニー、ベトナム戦争経験者だから……東南アジアには複雑な思いがあるもんね……。
冷戦時代は『ツーリング・エクスプレス』で勉強し、大航海時代は『サラディナーサ』(と山本鈴美香の『七つの
⑦羽海野チカ『三月のライオン』白泉社
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、おめでとうございまーす!! 16巻楽しみにしてまーす!!
全てがわからなくても、感情を揺さぶる物語。そして後から、「ああこういうことか」と感情に名前をつけてくれる物語です。あと零くんとひなちゃんの関係が好き!
『三月のライオン』で将棋を勉強したいけどやっぱりわからん。二階堂くんが作った絵本マジで欲しい。
FGOでまさか羽海野先生が参加されるたぁ思わなかった……現在『ハチミツとクローバー』を読んでいるのですが、「そりゃきのこ先生と相性
いいはずだ」と納得しました。意味のために生きるのではなく、意味を見出すために生きていくスタンスだわ。第2部第6章はBANANAFISHと同じくらいの喪失感と衝撃を味わったです。ありがとう羽海野先生、きのこ先生。そして社長。
『ハチミツとクローバー』を読んで、先生、大分感情がとっちらかってんなあ、と思いました(何様だ)。でも先生がやりたいのは「名前がつけられない感情」の表現だから仕方ない(だから何様だ)。感情を皆にわかりやすく表現するって難しい。形にした途端、全部を知った気になるけど、実はほんの一部どころか、その一部の特定の視点からしか見つめていないという。掴もうとすればするほど違う気がしてくるんだよなあ、と偉そうに言う私でした。
米津玄師をちゃんと初めて知ったのは、『三月のライオン』の「orion」でした。BUMPも初めてちゃんと聞いた。RUANNの「I AM STANDING」はマジで名曲なので聞いてください。これを当時の中学生が全部やったっていうのがすごすぎる……。
声優からアーティストまで、シャフトは完璧だったが、実写は……実写は……。
前編は……前編はよかったんだけど……泣
人によっては「名作」って言われてるけど、私にとっては地雷です。ごめんなさい。
あかん、羽海野先生の話で大分埋まった。またさらに続きです。
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