目覚ましがなるまでに
筋肉牧師
第1話 悪夢のはじまり
またここだ。
暗い。監獄があって、檻の中に電気椅子が置いてある。
軍需工場?古ぼけた看板に書かれている。
壺。壺。壺。
倉庫だろうか。ほの暗い場所だ。
そこらじゅうに茶色い大きな壺が並ぶ。
トウマと同じくらいの大きい壺だ。
追われていた。
何から?
アイツだ。誰かは知らない。なぜだかもわからない。
でも、アイツはトウマを銃で撃つ。
「逃げなきゃ。」
そろそろつまずく。
転んだ。
つまずいたものを見ると巨大な蛇がとぐろを巻いていた。
蛇がトウマの右腕に絡みつく。
ズザザッ ズザザザッ
ひきずって歩く音が近づいてくる。
ここで場所が変わるんだ。
トウマは崖の上にいた。
これ以上は逃げられない。
目の前にピエロが立っている。
ピエロは笑っていた。
ナイフを見せると、ふりかぶる。
「わぁあああああ!!!!」
ここで目が覚める。
トウマは汗びっしょりだった。
「また、あの夢だ。」
これで1週間連続だ。
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