分かりにくい

エリー.ファー

分かりにくい

 ヒラデルの谷に大げさな龍が出現するので、それを三ターン以内に撃破し、なおかつ氷魔法をインダニの谷で忘れると条件クリアとなり、隠しアイテムを手に入れることができる。この隠しアイテムは入手当初、名前を表示することができない、いわゆる呪いのアイテムとなるので廃棄しないように気を付けなければならない。白い箱をリュックの中に入れておくとアイテムを管理しやすく、また隠しアイテムの形状を理解することができるため無理な詰め方をしなくても運べるようになる。このリュックのパズルについては別紙を参照しているので説明後に確認することをお勧めする。また龍の谷とヒラデルの谷では、必ずアストラの剣を装備したザコ敵が出現するので、窃盗スキルを持っているキャラをパーティに入れておくことで手に入れることができる。このアストラの剣は主人公の最高装備を作り出すための素材として活用することができるため、間違えて売らないように預かり屋に渡しておくのが吉。属性は炎だが、氷魔法を付与することができるので非常に役立つ。実際、プレイヤーの中にはアストラの剣をそのまま装備して使う者も多く、最強装備も一長一短である。さて、この最強装備であるが、ヒストリアの剣であり、実は銃と同じ性能を持っている。つまり、銃と同じように遠隔攻撃できる上に剣のような強い攻撃力を兼ね備えているのだ。ただし、クールタイムが非常に長いことから、パーティの中にブロッキング担当を入れることが必須となるため、パーティの可能性や自由度を妨げる要因になりやすいことがあげられる。また、このアストラの剣は、実は一部のモンスターには攻撃が一切きかない。アンッジュやウェンティロブ、サクレルインディアン、シュビノールの四体である。これらのモンスターは遠隔攻撃を反射するシールドを特性として持っているためであるが、アストラの剣で攻撃された時は単純な反射ではなく、何故か四倍で計算されているのである。これは仕様ではなくバグではないかという説が有効だが、真偽のほどは定かではない。ただ、アンッジュは柊の里、ウェンティロブとサクレルインディアンは巨大冷蔵庫ダンジョン、シュビノールは花だらけの沼地、そしてラビィサンタとカンゼンショウとプスールの三体のモンスターが使う呼び出しでのみ登場するため、機会としては稀である。最強の補助アイテムである渦巻く壁は、相手側の物理攻撃を一切無効化したうえで、こちらの物理攻撃をすべて相手のバフを無視して与えられるという非常に特殊かつ素晴らしい機能を持っている。最終エリアに入ると基本的にザコ敵、中ボス、エリアボスのすべてが戦闘開始と同時にバフを行うため役立つことは間違いない。最強の回復アイテムは、アップルピザであり四回連続で全体を全回復させてくれる。最強の攻撃アイテムは緋色の笛で、こちらの攻撃力を三倍にした上で、そのターンで使われた魔法によるマジックポイントの消費を零にするという優れものだ。魔王はこれらの装備及びアイテムを、偶数系統と奇数系統に分けて経過ターンに応じて消失及びトラップアイテムに変化させることができ、イリヤの壺を持っていないプレイヤーの魔法攻撃力の半分以上を生贄に捧げるように誘惑を行ってくる。光線と視線は三倍の数値だが、光魔法であるとその半分。闇魔法であると回復の機能もついて、消費ポイントは十分の一、ただしこれは魔王も同じであるため全く意味がない。次に雷魔法は問答無用で即死という呪いをターンを消費する魔法ではなく特性として使うので必ず忘れてはいけないが、体力が四分の一かつ、まひ状態であれば気にする必要はない。

 がんばれ。

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