夢を綴りたかった、そんな泡沫
明日波ヴェールヌイ
もの
心苦しいもの
心苦しいもの。
迷惑をかけたはずなのに笑顔で「だいじょうぶだよ」って流されること。
自分が自己否定感に襲われているとき誰かが何も言わずに、何もせずにただそっと無駄な時間を一緒に過ごしてくれること。
少し辛いときにそれを示唆するようなつぶやきをした後のフォロワーからの「大丈夫ですか?」などといったDMやリプ。
こんな何にも役に立たない自分の馬鹿話を最後まで聞いて笑ってくれる友人の笑顔。
どうせ後世には受け継がれないであろう親のかけ続けている愛情。
学校などを行かずにただ街をぶらついただけなのに、やっぱり言ってくれる親の「お帰り、どうだった?」
どうせ行けないことなんて分かっていながら、それでも欠かさずに作ってくれている弁当。
喧嘩をした後で家を飛び出し、深夜に帰ってきても用意されている晩ご飯。
そして、つぎの日の朝かけられる「おはよう」の一言
自分だけだったら得られなかったもので、自分のせいで無駄になっていったものたちだ。
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