二月①
おはよう諸君、今日は何の日か分かるかね
ふんふん、そーうだ、そうなのだよ。
ヴァーレンタウィーンヌだよ。
この日チョコくれるかなくれるかなぁと宿主は常々思っており、毎年毎年日付けが変わるまで起きているのだ。
年明けの一月は日付け変わるまで起きてないのに、何が起こるかわからないからとこの日は起きているのだ、毎年何も起きないから遂に拗ねてすぐ寝ている。
しかーし、恋人ができた!想い人ができたのだ!この日こそは普段のクールさを全面に出して、「え?チョコ?あーそういえば今日はそういう日だったっけ、ありがとう。」さっと受け取るぞ。
心理学の新書見ながらリビングで待機〜!
(ちなみに全く内容が入ってこない)
おーーー!チョコの匂いがするーーー!!
最高かよ。もう待てない
「おーいチョコ作ってん、、、ぇおあ!」
「そーだよー」
理-チョコ飛びすぎだろ(ほっぺたにチョコが付いているのを見る)
本-えへへ、理ーくん楽しみにしてたもんね
理-ちょ、あぁそうだよ(笑顔に照れて、かなわねーなと肩をすくめてため息をつく)てか口の周りチョコついてんぞ
本-待ちきれなくてちょっとだけ味見しちゃった。
唇とほっぺを奪った。甘い、
唇の中に伸ばしたとき温度を感じて、
脳の一部である私は、私達は、
文字通り溶けてしまいそうになった。
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読んでいただきありがとうございます!
お待たせしました。お待たせしすぎました。キャラがぶれているか心配です。
10話突破!
最新作は短編賞に出しました!よければそちらもどうぞ。
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