なんで?・2
「ミム…………」
(え? なんで?
ミムなんで泣いてんの?
いま、泣く流れだったか?
ヤバいヤバいヤバいヤバい、
意味わからん! まじで! 俺には無理!
でも、とにかく)
「泣くなよ」
(泣くなよ、だと命令口調すぎ?)
「泣かないで」
(えっと……これでいいんか……?)
「私、ズルい女だから。汚い女だから」
(はああああああああああああ??
なにそれ?? どういう流れよ??
誰か説明して!!!)
「ミムは汚くなんかないよ」
(ねえ、この場でこれ以外にいえることってあるの??
ミムさん、これホントに正解あるんですか??)
「――――――――ヒロくん、
私のこと
何にも
わかってないじゃない」
そのことばを聞いた瞬間、
1メートルの五寸釘を打ち込まれ、
ヒロハルの頭は終了した。
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