第3話 「艦隊戦」

7月20日

〜ナガト艦橋〜

「敵艦隊をキャッチ」

「またいつもの威力偵察だろ」

萩艦長が言う

しかし、今日は違った

「イソカゼ被弾」

観測兵が言う

「発砲?」

櫻井司令が叫ぶ

「全艦攻撃態勢、目標敵艦隊主力」

ウー・ウー・ウー...

警報がなる

「全艦、撃ち方初め!」

櫻井司令が言うと同時に、砲撃を初めた

第二次世界大戦後初の海戦だ



〜ウミカゼ艦橋〜

「ミサイル発射管開け」

僕の戦略だと、彼らの狙いは戦艦だろうから駆逐艦からミサイルをぶっ放して

敵の主力艦を破壊しよう そう考えていた

しかし、後々考えが甘かったと痛感した

「全ミサイル、撃てぇ」

全ミサイルが敵に直撃、

その時

ミサイルが敵の近くで爆発した

「は?」

いやいやいや聞いてない、聞いてないぞそんなの

あれ完全にエヴ●のやつだよね

さすがとしか言いようがない

あれじゃ当たらない

その時、

「全艦撤退」

と通信がきた

どうやら本隊も気づいたらしい

「了解」

と返信した後

本艦も撤退した


3ヶ月後

〜防衛省本部〜

「まさか中国に尻尾を巻いて逃げるとは...」

坂井防衛大臣が独り言を喋っていると

コンコンとドアを叩く音がした

「誰か?」

「遠野です」

「入れ」

遠野は嬉しそうに、

「中国の新兵器に対抗できるものが完成しました」

と言った

坂井は

「その名は?」

と聞くと遠野は

「高圧電子砲です」

と答える

「原理は高圧で固めた電子を、新型レールガンでマッハ10で打ち出すというものです」

「で、搭載する艦は?」

「ヤマトです」

「ヤマト?」

「あの、不沈艦と言われた?」

「そうです。今度のヤマトは新型アクアジェットエンジンを搭載、

主砲は45センチ3連装レールガンを3基

副砲に15.5センチ3連装レールガンを2基搭載予定です」









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