???と???
「キョウダイ、目標発見」
「同行者は?」
「二人だ」
「じゃあ、問題ないな」
「ああ、問題ない」
と、話していると下腹部あたりに何かが当たる。
「っててて……何にぶつかったん……オークッ!?」
人間だ。
さっきまであの三人のそばに居たはずの人間と意識を既に失っている馬。
「キョウダイ、どうする?」
「兄弟、落ち着け。こういう時にやることは決まっている」
怯えた表情の人間に向けて、オデは剣を振り上げる。
ぐちゃり
「相変わらず斬るのはヘタだな。兄弟」
「お前もな。キョウダイ」
武器にべっとりと紅い液体が付く。
困るな。
これだと仕事に支障が出る。
「武器の手入れだ」
「いや、今すぐ追った方が良い」
睨み合うオデら。
どちらを先にするか決めるために、数日かかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます