Growth of one person

ふぉいや

第1話 気づいたら森の中

「……は?あれ?ここどこ?」


ふと気が付くと見知らぬ場所にいた。

どの方向を見渡しても木々が生い茂っており森の中のようだ。


「なんでこんなところに?……腕時計がない!」

当たりを見渡し、時間を確認しようと腕を見たら腕時計をしていなかった。

いつも一緒だったZショック。

体を洗うとき以外は一日中肌身離さず身につけていた相棒とも呼べる腕時計をなぜかしていない。

ついでにスマホと財布も持っていなかった。


「拉致られた?やばいな、全く記憶がないぞ。」


金目的で拉致され身ぐるみを剥がされたのだろうか?

顔も体も痛みは一切なく、自分の顔は確認出来ないが今のところ暴行を受けた形跡は無いようだ。


「というかこんな服持ってたっけ?拉致されて、身ぐるみ剥がされて、着替えさせられて、捨てられた?そんなことある?」


ついでに履いてるのは靴やサンダルではなく草鞋のような何かだ。

歩くには問題ないが走るのは慣れが必要かもしれない。


「とりあえずここから移動したいな。虫とか嫌だし、蛇とか怖いし。森で遭難した場合って川を探すんだったかな?」


山で遭難した場合は山を下るのではなく登った方がいいと聞いたような覚えはあるけど、森で遭難って聞いたことないからな~。

虫とか蛇は苦手なだけだが、熊や猪と遭遇してしまった場合は命に係わるし、武器として使えそうな棒と投げて使えそうな石を集めながら辺りを探索すべきか。


「そういえば、眼鏡かけてないのに普通に周りが見えるような……」


中学に入る頃から近くのものは普通に見えるが、遠くのものがぼやけて見えるようになり眼鏡をかけていた。


「異世界に転生でもしたのかな?レベルとかステータスのあるゲームみたいな世界なら楽しそうなんだけど。」


____________


Lv.1(0%)

・HP(体力):10/10

・MP(魔力):10/10

・STR(筋力):10

・MAG(超感覚):10

・SEN(器用さ):10

・COG(認識力):10

・INT(知力):10

・LUC(運):10

SP.0


スキル

・ステータス割り振り

____________


……なんかでた!?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る