ダークヒーローの狂宴!塩河、変身!
「それにしても、アイツは可能性の光を獲得して一体何を・・・」
「独自の進化を果たして・・・力だけで我々をねじ伏せるのかもしれませんね。」
ここまでで二桁人数のヒーロー、それぞれが次世代のクリーンエネルギーや
新型デバイスの開発に戦闘を通じて貢献してくれた・・・
ある意味血を分けた仲間の様な人達が次々と犠牲になっていった
よく、悪の組織は世界滅亡を目論んだりロクでも無い事をしているとイメージするが
実態はその逆・・・組織と市民の幸福の為に少しファンタジーな世界を
面白可笑しくしてここまで共存繁栄を画策してきたのが現状なのだ。
そんななかで本部のパネルに何個も付いていく×印・・・
これらはすべて可能性の光を吸い取られ、生命の危機にまで瀕した
ヒーロー達の数を表していた。
すると、本部に二人の男が現れる。
擦り切れた黒いジャケットに身を包んだ・・・
度重なるドジのせいで孤立無援の戦いをしていた
ウルトライダーファントムストライカー:
ウルトライダーファントムブレイカー:
「ヒーロー狩りが行われているらしいな?」
夜神が切り出すと
「あのね!兄貴がそいつを倒したら正社員に戻りたいってさ!」
ボゴッ
兄貴の拳が影谷の脳天に叩きつけられる。
「情けないがそういう事だ。汚れ仕事は闇に生きる俺達の仕事だろ?」
すると、どこからともなく金属製のカードが飛んできて夜神の足元に突き刺さる!
「
二人に強化パーツのソレノイド・マニューバを手渡し準備完了。
タイミングよくオペレーターの報告が入る
「C地点にべリアロスの出現を確認!」
「アイツに本当の地獄を見せつけてやるか・・・」
緊急事態宣言を行った市街地にはもう人はいない。
しかし、ウルトライダーデュナミスが打ちのめされ
可能性の光を吸い取られてしまっていた・・・
「いくぞ相棒」
「おう!」
べリアロスの前に立ちはだかり
名前が長い事でお馴染みの
ウルトライダーファントムストライカーと
ウルトライダーファントムブレイカーが万全の状態で挑む!
「「変身!」」
その掛け声が戦闘の開始であった。
二人の特殊能力であるハイパーウルトライドによる加速で高速戦闘!
目視ではあちこちで火花が散る様な音が複数鳴り響き
コンクリートの建物がどんどんボコボコにされていくが・・・
「がぁっ!?」
ファントムブレイカー:影谷が追い付かれて攻撃を受けて吹っ飛ばされる
「お前、相棒を傷つけたな?」
ベルトを操作して必殺技:ファントムストライクの蹴りを見舞う!
ハイパーウルトライドの高速移動のパワーが加算され威力は敵怪人に劣らない!
しかし・・・
「コイツ・・・エネルギーを吸い取ってるのか!くそっ!」
そして夜神も吹き飛ばされるが・・・
そこに
「塩河の旦那!危ないから下がって!」
「あなたたちを助けに来たんですよ?」
「・・・!?」
彼からいつにないオーラを感じ取った夜神と影谷。
そして、空を仰いだ塩河はダークネス係数を解き放つ。
「知らない怪人の命は保障してあげません・・・『変身』ッ!」
黒い雷光が轟き、彼の身体が包まれる。
黒を基調とした赤黒いラインの入った、別ベクトルの禍々しさを持つ
これこそがシオカワ最強のダークヒーロー・・・
仮面に隠しているのは怒りか悲しみか、それとも平和を望む心か。
ウルトライダーファイナルの姿であった。
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