怪人漫才「悪の組織とは」

どうもー!シオカワで悪の怪人やらせてもろてます

イナゴ怪人と、バッタ怪人の二人でお送りしますけれどもね・・・

ちなみにユニット名は「バッタモン」。よろしくおねがいしますー!


「好評かどうかはさておいて、営業でネタやらしてもらう事は

いくらあっても困りませんよー。」


「お、客席の戦闘員さんから、何が発動するか分からん

 謎のスイッチをいただきましたー」


「いくらあっても困らんからね。」


「たぶん爆発系でしょうけども・・・」


「そういえば、昭和と違って人襲う系の状況ってない気がするんですけど」


「コンプラってヤツですねー。大して襲うメリットが無いって言うか・・・」


「そもそもお子さん連れとか攫おうものならこっちが警察のお世話になるわ

 って言う話ですよ。リスクしかありませんって。」


「んでもって一番厄介そうなのが、仕事に疲れたサラリーマン・・・」


「間違いないね。」


「ガオー!怪人だぞー!言うてもノーリアクションって言うか

 現実の生活で何か心の闇を抱えてらっしゃるから・・・ね?」


「まぁ彼らもダークネス係数が高ければシオカワで良い怪人になって

 定時で帰れたりするでしょうに・・・悪の組織ってホワイトやね。」


「でも、調子乗ってSNSに基地内の設備の写真アップロードすると

 塩河の旦那に釜茹での刑に処されるらしいで」


「やっぱり悪の組織じゃねえか!?」


「でもなー。良く分からんねん。」


「何がよ?」


「悪の組織言うても、ウルトライダーから得たデータで

 新しい家電製品作れたりするらしいねん」


「んなら悪の組織ちゃうかー。無計画に

ヒーロー倒す兵器を開発してナンボやん?そこがロマンって言うか・・・」


「そんでもって新技術をウルトライダーが強奪して

 パワーアップされたりするらしい。」


「どっちが悪なんやいう話ですよ。」


「シオカワ言うと悪の組織ですけども

 まだ分からんトコあってなー」


「何やねん?」


「他のベンチャーで怪人ビジネスやろうとしてた組織が

 塩河の旦那に殺・・・ボコボコにされて

 次の日には組織の原型も留めとらんかったらしいねん」


「やっぱり悪の組織やないかい!?

 そもそも塩河の旦那が仕事し過ぎやねん!何者やあの人!?」


「でもなー。分からんねん。」


「何がよ!?十中八九悪の組織やシオカワは。」


「戦闘員の言語は別に『イー!』じゃなくて普通に会話していいらしいねん。」


「ほな、悪の組織ちゃうなー。戦闘員が普通に喋られたら

 ボロ出してヒーローに〆られた時にゲロってまうやん。」


「ただ、正月のノリでウルトライダーに年賀状送って住所バラした幹部は

 後日餅を焼く七輪で炙られる刑を受けたらしいねん」


「やっぱり悪の組織やないかい!」


以上!悪の組織の怪人漫才!ありがとうございましたー!!

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