　日曜日、高校は休み。

　Ｂ子の部屋の鏡の前で髪を触るＡ子。

　後ろにやってくるＢ子。

　Ｂ子「髪やったげよっか」

　Ａ子「後ろでまとめるだけだしいいよ」

　Ｂ子「まあ任せて」

　Ａ子「……？」

　Ａ子の後ろ髪を持ち上げるＢ子。

　自分の口を隠してＡ子の後ろから顔を出す。

　Ｂ子「見てー。おじいさん」

　Ａ子「もう。遊ばない」

　Ｂ子「ごめんね」

　Ａ子「それに、おじいさんより神でしょ」

　Ｂ子「？」

　Ａ子「カミだけに……プハーッハッハ！」

　吹き出すＡ子。

　Ｂ子「あぁはいはい。髪やるからね、神が」

　Ａ子「プハッ、か、神が……フフ、プハッ、くるしい……！」

　Ｂ子「ほら動かない」

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