9こめ
あしたはあしたのかぜがふく
そう言うことを言い出したのは誰だったかな
お母さんかな
はたまたお父さんかな
僕の名前はなんだっけ
いつか呼ばれたようだけど
もうずいぶん呼ばれていないから
そういうものをわすてしまったよ
思い出す時は来るかな
僕が自分の名前を思い出すとき
そのきっかけはなんなんだろうね
なにかとってもきらきらした綺麗なものに出会った時とかかな
たのしみだな
それまではなんとでも好きなように呼んでくれ
僕の街には四匹の四つ足の動物がいてみんな思い思いに暮らしているんだ
とてもいいことだよね
人のせいにしない
そう言う生き方が一番自然で、見ていて気持ちのいいものだと分かったのはほんとに最近のことだよ。
それまで変な生き物が適当に暮らしてる
としか思っていなかったんだ
いつまでこんなところにいるのそれはわからない誰にもわからないのよ
いつまでこんなところで咲いているの?
貴方は誰なの?
あなたは本当はだれなの?
本当のことなんて何にもないよ
いや全て本当のことなんだ
全てが偽物でそれとおんなじくらい
全て本物なんだ
命
綺麗なもの
君、僕のこと悪く言ったでしょう
聞こえているよここは僕の世界なんだから
まあいいよ
悪口の一つや二つ
なんでもないんだ
たとえいちまんこいわれても
僕は何にも気にしないよ
それよりもっとひどい侮蔑を僕にむけていっているんだ
僕はその言葉に気付いていて誰も助けてれくれない僕を殺すのいつだって僕なんだって
そんなことを思いながらはいるお風呂の温度はぬるいよ。
君は僕の友達だ
宝物だ
人生の宝物
人生のとつけるとたちまち
言葉は輝きを帯びて
なにか大切なことのように見えてくるね
それは言葉の中に時の流れを感じ取っているからなんだよ
時の流れに人は敏感でそれを感じ取っていくことに人は喜びにしているんだ
人は時を重視しているんだ、自分たちが思っているよりもずっとずっと大切にしている
それはひとがはかないから。ひとがもろくてもろくてどうしようもなくていだいではないから。
人の情けなさが時の偉大さを憧れさせているんだ。
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