第108話 保険の契約に向かぬ在り方(10月1日)

 スマートフォンの買い替えに合わせて料金プランを変更しため、今月から通信量に制限がなくなったのであるが、本当に制限がないとは恐れ入った。

 これまでの経験上、携帯電話の契約には何かしらの強い制限があると思って疑っていたのだが、テザリングと時間による通信速度の低下で収まっていたため私は浦島太郎のような気分となる。

 それほどに素直な目を向けられなくなってしまった自分自身に辟易しながらも、まだ何かあるのではと感じるのだからどうしようもない。

 別段、携帯電話に関しては何かがあったところで然程に気にならぬのであるが。


 衆院選が近いということもあって各党が様々な選挙向け施策を公にしようとしているが、これまでの経験上、まともに見られるものであるかどうかは強い疑念が残る。

 イタリアの経済白書も昔は似たものであったようだが、果たして今はどのようになっているのか。

 いずれにせよ「良藥口に苦けれども、病に利あり。 忠言耳に逆えども、行うに利あり」ではないが、甘美な言葉の裏にあるものを丹念に見逃さぬようにせねばならぬ。

 そうした意味では、選挙というのは狸と狐の化かし合いに近いものであるのかもしれない。

 それはそれで人間臭さを感じて面白いのだが、その見物料は我が人生であるためあまり楽しんでばかりもいられない。

 五分の真剣みと五分の諧謔を以って臨むこととしよう。


【本日の出来事】

◎緊急事態宣言等を解除

 熊本では一か月半ぶりであったが、東京や沖縄などに生む方々はどれほど苦しい日々を送られたことだろうか。

 無論、そうした日々はまだ続くのであろうが、ただひたすらに制限を課してばかりいれば、やがて押しつぶされた風船のように破裂してしまう。

 これを機に問題点を洗い直し、次に備えねばならぬのだが、果たしてどうなることか。

 選挙のみで時間が空費されねば良いのだが。

◎おでん自主回収 セブンイレブン

 間違えてオニオンスープが入っていたとのことであるが、逆にどのような味がしたのか気になるところである。

 ポトフとして考えれば然程に違和感のある味ではなさそうだと思ってしまうのだが、練り物が入っているのであれば少々顔を顰めるかもしれない。

 無論、アレルギーのことを考えれば回収は妥当な判断なのであるが、あまり目くじらを立てず程よく笑い種にするぐらいの余裕は持ちたいものである。


【食日記】

朝:ヌク

昼:おにぎり弁当、飲み干す一杯担々麺

夕:肉豆腐、魚肉ソーセージ、日本酒

他:おーいお茶、オレンジジュース

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