第87話 暴れ馬を御す(9月10日)
この一か月は私の創作歴において最も苦しんだ時期であったように思う。
今までも何度か用いたことのある言い回しであるのだが、今回は従来のスランプとは異なり、集中したい創作と別方面の思考が邪魔をするというものであったため苦戦を強いられた。
何も出ぬというのは慣れっこであるのだが、出てくる順番を整え直さねばならぬというのは骨が折れるというのを知れたのは良かったのかもしれない。
一方、普段の何も出ぬ方のスランプではとにかく絞り出すようにして書くのを心がけている。
出るまで離れる、情報を兎に角吸うというというのが一般的な対し方なのかもしれないが、逆にそれだけでスランプを抜け出せたことはない。
無論、様々な作品に触れたり食を楽しんだりということは並行して行っているのだが、書きながらでないと味わい尽くし方が違うのか発想に結びつかない。
むしろ、そうした取り込みは絶好調である時に行った方が、後の作品に生きる。
故に、筆が順調に時には書く時間を敢えて制限してでも自分に栄養を与えるようにする。
そのようなことなど数か月に一度でもあれば幸せなのだが、いずれその時の話も上梓することになるだろう。
さて、苦しんで終わった執筆であるが、苦しんだ時期に貯めておいた書きたい内容と肩の荷が下りたことがあってか順調に筆が進んでいる。
冬に向けて少々書きだめをしておければと思うのだが、その前にまずは無理を重ねた分の体力を回復させたい。
【本日の出来事】
◎熊本市の種類提供停止 緩和検討
あくまでも感染状況を見ながらとのことであったが、県の対策認証店との間で差を付けながら緩和を検討していくとのことであった。
その制限にどれほどの意味があるかはさておき、この異常な状態を改めて行こうとすることには賛成である。
もう少し早くにと言っても他にも対策があるであろうから、あまり急かさぬようにしたい。
いずれにせよ、粛々と従うこととしよう。
◎非常事態相の告別式に列席 露プーチン大統領
プーチン氏の政策や外交に対する評価はさておき、長らくともに戦ってきたであろう大臣の死を悼む姿というのは品位に溢れている。
また、この大臣も北極海に落ちた者を救おうとして、共に犠牲になってしまったという。
これを侮蔑する者もいるのかもしれないが、少なくとも私はそのような心を高位にあっても持ち続けた大臣に最大限の敬意を示したい。
どうか安らかにと願うばかりである。
【食日記】
朝:卵かけご飯
昼:たまごサンド
夕:魚肉ソーセージのカレー炒め、皿うどん、麦飯、ウィスキーソーダ、ウィスキーショット
他:おーいお茶
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