第84話 酒の消費の増える時期(9月7日)

 少しずつではあるが、私の住む熊本も過ごしやすくなっている気がしている。

 昼に出社する際は流石にそうした感想も飛び出さぬが、家に帰って吸い込む空気が少し柔らかくなっている。

 盛暑の頃であればむせ返るほどの暑さに苦しめられるのだが、今は少し眉を顰めるだけで済むのだから有情と言えるだろう。

 この先はやがて心地よくなり、そして寒さに震えることとなる。

 こればかりは季節であるから仕方がないのであるが、どうにかならぬかと思うのもまた人の性として仕方があるまい。


 今の私が恐れるのは冬の寒さである。

 これは特段、冬が苦手であったり比喩的な何かがあったりするのではなく、単純に今年が厳冬にならぬか心配をしているだけである。

 八月は長雨に泣かされたが、これは果たして何が原因であったのか。

 これを気候変動や天変地異と絡めるのは簡単であるが、私は単に寒気が強い年ではないかと思っているに過ぎぬ。

 寒いとどうしても独り身には色々と沁みるものが出てきてしまうため、それなりに備えておきたいのだが、果たしてどうなることか。

 少なくとも少々運動して心を満腹で満たしても腹が出ぬよう貯金を作っておかねばなるまい。


【本日の出来事】

◎時短営業に応じぬ飲食店があることを発表 熊本県

 熊本市中心部で夜八時以降も営業を続ける飲食店に対し、熊本県は改善を求める文章を六日付で送付し、七日に発表した。

 公平性が保てぬゆえ、改善が認められねば厳正に対処するとしている。

 コロナの補助金が寄与して熊本市民病院七年ぶり黒字との報道もあったが、これはどうだというのか。

 都心部などはより悲惨な状況あのであろうが、真面目に従うバーやスナックなどは生業を長いこと奪われ続けているのと同義である。

 それこそ不公平ではないかという声は、夜の闇に消すことも今はできまい。

◎「私の魅力がわからんと⁉」第8話更新

 やはり好きな作家のウェブ漫画の更新は大きな出来事として残しておくべきと思う。

 隔月更新でネッツトヨタ熊本が提供しているのだが、疲労困憊であろうとも読むと創作意欲が沸くから不思議な作品である。

 本作の作者のおかげで私は執筆再開の意気込みと方針を得ることができており、それゆえの活力ということであろう。

 無料で公開されているので是非読んでいただきたいというのは、あまりに露骨な宣伝が過ぎるであろうか、いや好きな作品であるから仕方あるまい。


【食日記】

朝:肉豆腐(残り)

昼:おにぎりセット、野菜ジュース

夕:強ニンニク醤油ラーメン、ウィスキーお湯割り2

 家系ラーメンというものを店で頂いたことがないため、本当にこれが正しいのか首を傾げながらいただいたのだが、なるほど熱い酒でなければ負けてしまう。

 調子に乗って大蒜を入れ過ぎたということもあるだろうが、そも酒を前提に作られてはいないのだろう。

 当たり前の話か。

他:おーいお茶、プリン

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