第71話 遅きに失し 骨すら残せず(8月25日)

 執筆と動画編集を同時並行に進めていると、どうしても肩がこるようになってしまった。

 高校時代から執筆は続けているのであるが、齢には勝てぬようになってきたということであろう。

 昔のように一日中パソコン作業をしていても疲れぬ身体が欲しいというのはよもや叶わぬ夢であり、身体に合わせて進めていくより他にない。

 幸いなことに今執筆中の公募作品と編集中の動画が落ち着けば、仕事の繁忙期も終わりそれなりに余裕が出てくる。

 それまでは行動を絞りつつ進めていくしかないのであるが、そうした時の生活ほど単純化されたものはない。

 削ぎ落す、というのは時に美しいと言われることもあるが、今の私のそれは下手が食べ終えた手羽先のような姿であり優雅さの欠片もない。

 泥臭く、挑み続けるより他にない。


 何かを選ぶということが非常時にできぬというのは、今の人に共通した一つの課題であるのかもしれない。

 基本的には持つ、持たぬという二択でしかないのであるが、それが複数あると思い悩んでしまうことは私も多々あり、決めるまでに時間がかかってしまう。

 しかし、選ばぬままに被害が拡大することも多々あり、時には拙速に動かねばならぬことがある。

 そうした時は多少の損は諦めるより他にない。


 一人でも多く生き残らねばならない、というのは逆に言えば多少の欠落が出るのは自然の摂理と捉えているということの裏返しである。

 満蒙は国の生命線とは、このような精神を失った先にある。


【本日の出来事】

◎蒲島知事 緊急事態宣言の要請見送り

 緊急事態宣言を要請するには時期尚早とのことであり、まん延防止等重点措置の効果を見極めるとしている。

 その基準を報道では記していなかったのであるが、それは発表すらされなかったということであろうか。

 そして、このような姿勢の中で果たして行動制限を課しているのは健全と言えるのであるか。

 どんぶり勘定で戦場に臨んではならない。

◎菊池市 税滞納疑惑市議への辞職勧告案否決

 税金を納めることが国民の義務であるということは中学生でも習っていることであり、万一それを知らぬとすればあまりにお粗末が過ぎる。

 その一方で一時的な滞納であり支払う能力と意志があるのであれば、少々猶予を設けておいても良いのではないか。

 代議員の解職は重大な事であり、これを安易に成してしまえば代議制そのものが崩壊してしまいかねず、冤罪であった場合に取り返しがつかぬ。

 とはいえ、議会の欠席を続ける議員にそれだけの価値があるかと言われればまた悩ましい所である。


【食日記】

朝:たまごサンド

昼:カップヌードルトマトチリ、おにぎり弁当、野菜ジュース

夕:カツカレー、から揚げ、ポテトサラダ、ウィスキーお湯割り4

他:おーいお茶

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