第21話 勿忘草の青写真(7月6日)

 本日の出来事で取り扱おうか悩んだものであるが、カクヨムでは近況ノートに画像を投稿することが可能になった。

 早速用いてみようと思うのだが、小説については挿絵以上のものを挟まぬようにしているため、話に絡むとすればエッセイやルポタージュになるだろう。

 これは何も、物書きである以上は挿絵に頼らず表現を尽くさねばならないなどという高尚な思惑があってのことではない。

 高校時代には先輩に言われて、あまり考えずに従っていた時期もあったのであるが、それも若気の至りである。

 今では挿絵に見劣りしてしまうのではないかという心配の方が勝ってしまっており、恐ろしくて挿絵を挟む勇気が出ない。

 付け加えると絵も書けぬので挿絵の挟みようがないのであるが、もしどなたか気まぐれに私の小説の挿絵を描きたいという方が現れれば、狂喜乱舞と煩悶とを同時に抱えることだろう。


 その一方で、ルポタージュであれば画像をつけたいとは常々考えていた。

 これは昨年を中心に執筆していた「熊本の夜の街を出歩けなくなったからテイクアウトで食べてみた」が根底にあり、いただいた食事は全て写真に収めている。

 単純に宣伝になるというのもあるが、この時期の記録映像としても価値があるのではなかろうか。

 特に業態を変更したり閉店したりした店にとっては「生きた証」ともいえる。

 ただ、規約に「広告の禁止」とあるので、かなりグレーな範囲であるとは思う。

 そして、今回の改定はあくまでも近況ノートに限ったことであり、いずれは作品一話ごとに直接画像を載せられる日が来ることを期待している。

 その頃に、日本各地を自由に回れるようになれば紀行文を一筆啓上仕りたいのであるが、果たしてどうなることか。


【本日の出来事】

◎西武松坂投手 引退

 名投手の引退は一つの時代の終焉を否応もなく意識させるものだが、松坂投手も四十歳を迎えており、それだけ年月を経たということだろう。

 いつかは迎えることであっても、それが可能な限り後になればと思う反面、潔い引退に感動する者がいるのもまた事実である。

 ただ将棋で言えば加藤一二三九段は最後まで、プロ規定から外れるまで指し続けて引退したが、元名人のこの姿は勝負師として美しいものだったように思う。

 そして今、横綱白鵬が進退を賭けて場所に挑んでいるが、もし引退となるのであれば大関陣にはしっかり白鵬に土をつける奮闘を期待したい。

 引退をせぬ、ではなくできぬままということがないように。

◎東京都の時短拒否四店に過料

 元法務相夫妻から金品を受け取った関係者百名にお咎めはなく、協力金もまともに支払われぬ中で売上を得るべく店を開けた者達には罰が下る。

 悪法も法とはよく言ったものであるが、退くも地獄進むも地獄ではやりきれない。

 まあ、選挙期間中に無免許運転という違法行為を行う者が議員であるのだから、東京都であれば致し方なしということか。


【食日記】

朝:ヌク

昼:(セブン)麺神~塩豚骨、ツナマヨおにぎり、しらす高菜おにぎり、野菜ジュース

夕:(セブン)チルド小籠包、鶏の中華風おつまみ、鯖味噌煮、日本酒

 昼夕でセブンの食事が続いても拒否感が出ぬように戻ってきた。

 どうやら少し心に余裕が出てきたということだろう。

 やはり食が戻るというのは、それだけで活力になる。

他:おーいお茶1、タリーズブラック1

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