第11話 饅頭の中身(6月26日)

 昨日取り上げた麻生氏であるが、それに関連した記事にて脳内メーカーの話が取り上げられていた。

 記事によると外側が「私」で囲まれとあり、最後はエンタメではあるがという一言で締められている。

 また懐かしいものをよくもまあ取り上げたものだと笑ってしまったのであるが、そもそも脳内メーカーは極端な結果になりやすい。

 そもそもが結果を笑うために存在するものであるという前提が欠落してこの話だけが取り上げられると、下手に笑った人間が笑われてしまうだろう。


「批判とは批判された人間よりも批判した人間を映し出すものである」


 どこで目にしたものかは定かではないが、この金言は私にとっても耳に痛い。

 ただ、下手を打った演説に始まった一連の話題は、初めは麻生氏の像が映し出されていくようであったが、次第にそれを取り巻く人々、そして、話題に取り上げる人々の実像を立ち上らせる結果となりつつある。

 私もまたその一人ということであるのだが、話題に飛び込むというのはだからこそ慎重を期すべきことでもある。

 試みにこの記事を書いた新聞社の脳内メーカーを見てみようとも思ったが、気付けばどこの記事であったかを忘れてしまっていた。

 調べるまでもないことである。


【今日の出来事】

◎藤井二冠 叡王戦五番勝負へ

 複数のタイトルを保持し、かつ挑戦するものの宿命であるが、これで藤井二冠は立て続けにタイトル戦を戦うこととなる。

 現在の棋聖戦も勝ち星が先行しているとはいえ、渡辺名人は一筋縄でいく相手ではない。

 加えて王位戦が開幕して、制限時間の異なる叡王戦も始まればその負担はどれほどのものになるというのか。

 羽生九段もこうした道を経てきたのであろうが、ここをどのように超えていくのかが今後の試金石になるのかもしれない。

 そして、王位戦と叡王戦は豊島竜王との一騎打ちとなるため、これまた相性を考えれば今後の試金石になるのだろう。

◎白川にて六・二六水害慰霊祭

 私が熊本に移り住む前にも大きな水害が起きたという話を耳にしたことがあるが、この六十八年前の水害もまたその一つである。

 立て続けに災害が起き、その度に人々の記憶は塗り替えられてしまうものであるが、それでも積み重なった教訓は次の災害を防ぐことに繋がる。

 現代でも一度災害が起きれば多数の死傷者が出る以上、絶え間なく備えねばなるまい。


【食日記】

朝:ハンバーガー

昼:手巻きおにぎり3(中華風そぼろ、ツナマヨ、鮭)

夕:スパークリングワイン1、シャンティ・ガフ3、うまい棒4、柿ピー1、スパゲッティミートソース

他:タリーズブラック1

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る