第4話
私達はデザートを食べた後、牧場内の散策をする事にしました。
羊や山羊の放牧場でモフモフを堪能して、サーラはとても幸せそうです。
モフモフを触った後は手を消毒し、念の為に【クリーン】の魔法をかけてあげました。
するとサーラはまた嬉しそうに頬を少し染めている。
モフモフの次は巨大農園の近くにある、人気のアトラクション【モグラン叩きゲーム】のコーナーに行く事にしました。
しかし、私はここで居てはいけない者を見つけてしまったのです!
以前、私達を【悪役令嬢】扱いし、【不敬罪】【寸借詐欺》等で学園を退学させられたあの女…
流石にハインツ達も気がついた様で、さり気なくサーラの前に壁を作ってくれた。
「サーラ…どうも混んでいる様ですから、先に乗馬コーナーに行きましょう。」
「あら?そうですの?」
と残念そうにしていますが、ここであの女に再会させてしまったら、せっかくのデートが台無しです!
良かった…気付いてなくて……
何とかサーラに気づかれないうちに、乗馬コーナーに移動し、彼女が乗馬服に着替えに行っている隙に、今回のデートの警備責任者をハインツと呼び出しました。
何であの女がここに居るんですか?!
「直ぐに牧場に確認して来ます!」
あゝ待って下さい!
あちらも気づいていない様でしたし、真面目に働いている様なら、私達がいる間だけ休憩させるなりして対処してくださいね。
----------------------
※1
国立ユイナーダ学園高等部①④に出て来た、なんちゃってヒロイン。
シリーズ① ④ 参照
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます