第28話 魔剣ブレイブ・ソウル

 紫陽月しようづき(6月)7日夜。

 アマルフィ王国のエリザベス王女は、誘拐事件発覚後2日経って剣聖アレクセイ・スミナロフに伴われて王都サントリーニに無事帰還した。

 

 アントニウス国王は、安堵のあまり玉座を降り、エリザベス王女を抱きしめたと言う。


 しかし、これはアマルフィ王国混乱の序章に過ぎなかった。


 アスラン公の息子であるアルフレッド・ルッジェーロ・アマルフィがエリザベス王女誘拐事件の犯人であったということは衝撃をもって受け止められた。また、アスラン公も関与していたのではないか、あるいは真犯人はアスラン公ではないのかと疑惑が生じ、一部の主要大臣が集められ、対応が検討された。

 アマルフィ王国では、閣僚等による合議を行い、王の裁可を経て国政が執り行われるが、緊急性の高い案件あるいは秘匿性の高い案件は国王と2人の宰相により決定される。2人の宰相とは、左大臣アラン・フォン・ティルピッツと右大臣グリッツ・フォン・ザイドリッツである。両者に上下関係はなく対等だ。


 会議は、王女が帰還した翌日早朝夜明け前から、両宰相が招集され、極秘裏に行われた。会議には当事者であるエリザベス王女も加わった。


「困ったことになりました」

 ザイドリッツ右大臣が溜息をつく。

「うむ、どうしたらよいものか。よりにもよって、アスラン公が関わっていたとは・・」

 ティルピッツ左大臣は、長い白髭をしごいている。

「しかし、アルフレッド殿にも困ったものです。いくら王女をお慕いしているからと言って誘拐までされるとは・・」

 ザイドリッツが王女の方を見るが、エリザベス王女は俯いていた。

「問題は、アルフレッド殿ではない。アスラン公をどうするかだ」

「左様です。アスラン公は、アマルフィ王国の大公。王に次ぐお方。身分だけでなく王に次ぐ実権も持っておられる。下手な対応をすれば内乱になりかねません」

「かと言って、甘い対応を取れば、陛下の権威を落としかねない」

「幸いなのは、今回の事件がまだ公にはされていないことです」

「だな。では、まずはアスラン公の真意を探るのが先決ではないかな?」

「左様です。ここは、誰かを派遣してアスラン公に問うてみることです」

「しかし、誰を送るかだ」

「ですね」


 ここで、ティルピッツとザイドリッツのお互いの視線がぶつかり合う。


 どう見ても、二人とも「お前が行くべきだろう。早く言え」と言っている顔つきだ。そんな大臣同士が互いの視線が火花を散らしていたが、思わなぬ人から凛とした声が上がった。


「私が行きます」

 

 ティルピッツとザイドリッツが、声の主エリザベス王女を見る。


「なりません!」

 二人の声が唱和した。


「何をおっしゃられるか、殿下。殿下は誘拐されたばかりなのですぞ」

「そうですとも。危険です。実行犯であるアルフレッド殿は、行方知れずですが、生きていれば、アスランに行くはずです」

「殿下の話では、アルフレッド殿と共にしていた男は、アスラン公の名前を口にしていたと言う。アスラン公の関与の可能性は高い。危険すぎだ」

「何故アスラン公、いえ、伯父さまは私をアスランに連れて行きたかったのでしょう?」

 王女は、二人を見る。


「それは、わかりません。考えられるのは、アスラン公がまだ王位を諦めていないのではないのかと言うことだ。嫡子のアルフレッド殿と王女を婚姻させて実権を握るということは考えられましょうな」

 ティルピッツは、口をつぐんだままのアントニウス国王を見ると、瞑目していた。

「そして、気がかりなのが、アスラン公の背後に何者かがいるのではないかと言うことです。王女のおっしゃっていた黒服の仮面の男が何者なのか。剣聖アレクセイ・スミナロフの話では、『暗黒魔道教団』の者だということですが、そんな組織は聞いたこともありません。アレクセイは多くは語りませんが、ドラゴンと関係している組織だから関わるなと忠告されました」

「帝国の動きも懸念される。時間がない。ザイドリッツよ、やはりここは貴公が行って確かめるしかあるまいて」

「う、うぐ。ティルピッツ卿こそ。ここは、第一の家臣として王家への忠誠を見せるべき時ではないですか?」

「わしは、もう高齢としじゃからな。行きたいのはやまやまだが・・」

「汚いですぞ。こんな時ばかり年齢を持ち出すのは!」

「な、何を言うか!」

 二人とも席を立ち、睨み合う。


「よさぬか。二人とも」


 ここで、アントニウス国王が口を開いた。

「は!」

 二人は、国王の譴責けんせきを受け、気まずくなり着席した。

「私は、兄が国を裏切るような事は無いと信じておる。前国王の決定に服し兄は進んでアスランに赴き、帝国への盾となられたのだ。しかし、元々は兄が継ぐべきだったこの国の王位だ。私は兄に譲っても良いと思っておる」

「な、何をおっしゃられますか。陛下!」

「そうですとも。陛下の元でアマルフィは安定しております。陛下が国王なればこそです」

「よい、そのようなことは。私は兄に支えられて国王でいられるのだよ。兄の意向に従おう」


 ここで、アントニウス国王は、エリザベス王女を見た。

「お父様。私は伯父さまを信じています。あの伯父さまがお父様を裏切ることはありません。だから、直接確かめたいのです。どうかエリザベスをアスランに行かせてください」

 エリザベスは、席を立ち、アントニウス王に頭を下げる。

「すまぬな。エリザベスよ。不甲斐ない父で。しかし、今は国内で争いを起す訳にはいかぬ。兄はお前を買っておる。お前が行けば、兄も心を開いて話そう。頼む」

 アントニウス国王がザイドリッツ右大臣を見る。

「グリッツよ。貴公もエリザベスに同行してくれ。それであれば私も安心だ」

「王女をお一人で行かせることなどできません。このザイドリッツ、王女に同行させていただきます」

 ザイドリッツは、起立し王に敬礼をした。

「しかし、護衛をどうするかだ。騎士団を護衛にするべきだが、隠密の行動故それはできない。姪のアナスターシャがいれば良かったのだが、あれは、カラミーアの反攻作戦に既に入っており、呼び戻しもできない」

 ティルピッツが、長い髭をしごく。

「それでは、やはり、ここは、あの者に任せるしか・・」



 同じ日、サントリーニ王宮内の剣聖団宿所。

 日は高く昇り、雲一つない陽気。

 燦燦とした太陽の陽光がアレクセイ・スミナロフの執務室に届く。

 アレクセイは、黙々と書類に目を通し執務をこなしていた。


 そこに、弟子シュヴェスタのエドワード・ヘイレンがドアを乱暴に開け、駆け込んできた。

「マスター、大変っす!」

「なんだ。騒々しい」

 そう言いつつも、顔を上げることも無く書類を見ている。

「アスランのリール・イングレースが消息を絶ちました」

「なんだと」

「連絡が無いので、確認したら位置情報も消えていたっす」

「最後の位置情報の発信はどこだ?」

「えーと」

 エドワードが、ペンをポケットから取り出し、空中でノックすると、エドワードとアレクセイの間の空間に地図が浮かび上がった。どうやらアスランの地図のようだ。

「ここっすね」

「なんだと!」

 エドワードが、ペンで指した場所は公都アークロイヤルの中だった。



 時を戻そう。


 愛誓月あいせいづき(5月)26日。アマルフィ王国王都サントリーニ。

 テンプル騎士団筆頭騎士エインヘリヤルの一人アナスターシャ・グイーンは、宰相アラン・フォン・ティルピッツに伴われて王宮本殿の秘密の地下倉庫へ通じる階段を降っていた。アナスターシャの周囲には、煌びやかな青と白の正装を身に纏った近衛騎士が囲んでいた。褐色の肌に赤い使い込まれた装備を纏ったアナスターシャとは対照的だ。

 地下階段を下まで降りると一本道の地下通路だ。近衛騎士が灯をともすと次々とあかりに火が付いて、通路は明るく照らされた。突き当りに大きな両開きの重厚な扉が見えた。


 カツーン、コツーン、カツーン、コツーン・・。


 アナスターシャ等が歩き始めると、高らかに床の靴音が周囲に反響する。

 一行が大扉の前まで来ると、ティルピッツが、十字架ロザリオを取り出し、扉の横の台座にゆっくりと置く。


 グガガガガーーーン!


 重厚な扉が大きな音を立てて開いた。ティルピッツを先頭にアナスターシャが続く。近衛騎士達は、不審者が入れないように倉庫前に待機する。

 この倉庫は、アマルフィ王国王家の秘宝が保管されている保管庫のようだ。400年以上の歴史を持つアマルフィ王国の宝物が厳重に管理されている。

 かなり価値のありそうな武器や防具が立ち並び、宝飾類、魔道具などが陳列されているが、ティルピッツとアナスターシャはそれらに目もくれず、奥に進んだ。


 最奥に一本の大きなが特殊な透明なケースの中に立てかけられていた。


 その剣の前まで来ると、ティルピッツが、ケースの鍵を開ける。すると、禍々しい気が剣から溢れてくる。

「うう、この気・・。アナスターシャ、手にするが良い」

 そう言うと、ティルピッツは、剣から離れた。

「拝借する」

 アナスターシャは、禍々しい気など感じる様子もなく、灰色の大剣を手にすると、剣はほのかに光を発っすると、禍々しい気は消えていく。

魔剣まけんが反応したか。やはり、その剣はお前にしか扱えぬようじゃな。持ち手の勇敢な心をエネルギーに変換し力を発揮する『魔剣ブレイブ・ソウル』。並みの者では、恐怖心に襲われ、触れることすらできぬ」

「ふふふ・・」 

 アナスターシャが暗い笑みを浮かべる。

「何がおかしい?」

伯父貴おじき。この魔剣は、手にする者に絶えず、恐怖心を与え問いかけてくるのだ。怖いだろ、怖いだろ、と・・」

「・・・」

「しかし、私には、何が怖いのかがわからない」

「それは、お前に怖いものがないからであろう」

「ああ、その通りだ。私は恐怖を知らない。しかし、この魔剣を握ると心を食われていると感じる。そして心を狂わせようとする」

「魔剣ブレイブ・ソウルは、別名ソウルイーターとも言う。どちらにしろ、常人には扱えぬ代物じゃ。間違ってものようなことは起こすなよ」

「2年前・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(アナスターシャの回想)

 アーシア西大陸の北方の大国ルーマー帝国が、突然兵2万を擁しアスラン領に侵攻してきた。当時は、長城もなく、アマルフィ王国は不意を突かれたこともあり、国境付近の兵団は壊滅し、あっという間に国境を突破された。国境から深く進攻され、アスラン公都アークロイヤル付近で防御を固め、王国はなんとか帝国軍の進攻を止めることができた。

 その時、エリザベス・アマルフィ王女がアスラン公とともに出征した。私は、伯父貴おじきから魔剣ブレイブ・ソウルを託され、戦線に急行した。前線はアスラン公が総指揮を執り、立て直し、反攻作戦を進めていた。当時アントニウス国王陛下が王妃の崩御に心を痛め政務を疎まれていたため、エリザベス王女が将兵の戦意鼓舞のため赴いていたのだが、煌びやかな青と白の甲冑に身を包むその姿は明らかにお飾りと私の目には映った。当時それほど王女との接点も無かったこともあり、危険な戦線では明らかにお荷物になるとしか思えず、私は心に苛立ちを覚えていた。

 そんな中、魔剣の力を示す時が来た。魔剣の力を発動した私は、高揚していた。敵陣に斬り込み、吹き飛ばし、踏みつぶした。


 魔剣の力は絶大だった。


 私は向かってくる敵を斬り殺し、逃げる敵を追い殺した。戦陣を駆けまわり、敵を殺しまくった結果いつしか、2万の敵は、全て消えた。味方の陣は最初、歓声を上げていたが、いつしかこの敵兵の死体に埋め尽くされた凄惨な光景に沈黙した。そしてその中心に敵兵の血を浴び真っ赤に染まった私が立っていた。

 敵を殺しまくっている時に、私は自分の魂が身体から引き離され、上空からぼんやりと俯瞰ふかんしている感覚がしていた。そして「殺せ、殺せ。殺しまくれ」と耳元で何者かが囁いた。

 敵兵がいなくなると、その声の主は、味方の陣営を示して囁いた。

(敵はまだまだいるぞ。あれだ。殺せ)

「ああ、そうだな。まだ、殺さないとダメだな」

 私は、その声の問いかけに変だと思わず、抗う気も起きなかった。


 この時、私は『魔剣ブレイブ・ソウル』に支配されていたのだ。



「ターシャの様子が変だわ」

 アナスターシャが敵を全滅させて、味方の陣に馬を走らせ近づいて来るのを見てエリザベス王女が、顔を曇らせる。

「そうですね。あの様子は普通ではないですね」

 隣にいた魔導士のサンタモニカ・クローゼが、ずり落ちた小さい眼鏡を指で戻しながら頷いた。

「落ち着いている場合ですか。何とかしないと!」

「と言われましても、私は一介の魔導士ですからね」

 と言いつつも、モニカは思案を巡らす。



 私は、馬を走らせ輝く魔剣ブレイブ・ソウルを掲げ、味方の陣に斬り込んだ。私の前に立ちふさがったのが、テンプル騎士のブライトンだった。

「気でも触れたか?アナスターシャ」

「私は、殺すだけだ。ふふふ」

「ダメだ。正気を失っている」


(はて?私は、何故ブライトンと剣を交えているのだ?)

(何を疑問に思う。そいつは殺す相手だ。さっさと殺してやれ)

(ああ、そうか。そうだな)


 私は、ブライトンの脇腹を突くと彼は落馬した。そこに魔剣を振り下ろし、止めを刺そうとしたところを、今度はアスラン公が立ちふさがった。

「アナスターシャ。貴様、魔剣に取り込まれたか。情けない・・」

「これはこれは、アスラン公・・」

「せめてもの情けだ。私が自ら手を下してやろう」

「ふふふ・・」

 アスラン公は、その武勇が周辺国にまで轟くほどの豪勇だ。アスラン公と私はお互い馬から降りると、ここから激しく打ち合った。


(何故、私はアスラン公と打ち合っているのだろう)

(殺す相手だからだろう。さっさと殺してやれ)

(そうなのか・・。わかった)


「フフフフ・・」

「うぬぬ・・」

 私が、ブレイブ・ソウルを使用していなければ、良い闘いであったろう。次第にアスラン公を凌駕していく。



「もう、まずいわ。伯父様が圧されている」

 エリザベス王女が、焦る。

「策が無くもないですが。殿下のお力が必要ですね」

 それに、相変わらず落ち着いてモニカが返す。

「構いません」

「ブレイブ・ソウルは、その名の通り持ち手の勇気心を力に変えますが、持ち手が未熟だといつしか魔剣に魂を支配されてしまいます。魔剣をアナスターシャから取り上げれば、アナスターシャは正気を取り戻すでしょう」

「でも、どうやって?」

「殿下がアナスターシャの前に立ちはだかり、止めるのです」

「え?」

「これはちょっとした賭けでもありますが、あの魔剣の力は王女には通じないでしょう」

「どうして?」

「ほら、時間がありませんよ。私を信じてください」

「わ、わかったわ」

 エリザベスが王女、アナスターシャの元に走った。



(これは・・。本当に良いのだろうか?私はアスラン公を殺して?)

(何を疑問に思うことがある。そいつもお前を殺そうとしているのだ。さっさとケリをつけてやることだ)

(そうか・・。わかった)

 私はアスラン公の剣を弾き飛ばした。そして、アスラン公に剣を振り下ろそうとした。


「ダメよ!」

「え?」

 振り下ろした私の剣が止まった。

「ダメよ。ターシャ、それはダメなのよ」

 私とアスラン公の間にエリザベス王女が間に入り、両手を広げ盾となっていた。

「エリザベス、よせ。アナスターシャは正気を失っているんだ」

「いいえ、伯父様。ターシャはきっと自分を取り戻します。私は信じています」

 

(ん?何だ、この女は?」

(王女・・。王女が何故、私の前に?)

(いいから、その女も殺してやれ)

(え?)


「ターシャ、目を覚ますのよ。あなたはこんなことをしてはいけないの」

 そう言って、王女は私に抱きついてきて、両手で私を抱いた。

「お願い、正気を取り戻して!」


(うわぁーー。な、なんだ、この女の心は?この揺るぎない正義を為そうという勇気、何者をも受け入れようとする私心の無い純真な心は?うう、このような者がいようとは!)

(王女が私を抱いている?私は何をしていて?)

(まずい・・。さっさとその女を殺せーーー!」


 その時、王女が、不穏な輝きを放つ魔剣に気づいた。

「これをターシャから放さないと」

 王女が魔剣に触る。

(うわあー。我に触るなーーーーー!消えるーーーーーーっ!)

 

 魔剣の悲鳴が輝きとなり、魔剣が一瞬の煌めきとともに光りが消えた。

 

 魔剣が灰色の剣へ戻ると、王女はブレイブ・ソウルを私の手から取り上げ、投げ捨てた。

「ターシャ、ターシャ、しっかりして!」

 王女の声が遠くから聞こえる。次第にハッキリと聞こえてきた。

「ううッ」

「ターシャ、良かった・・・」

「王女・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(意識を取り戻して最初に見えた王女の泣きそうな顔が、今でも脳裏に焼き付いている)


 カチャリッ!


 アナスターシャ・グイーンは、魔剣ブレイブ・ソウルを目の前に掲げジッと見つめた。

「2年前・・。私は、あの時王女に救われた。そして、王女のおかげでこの魔剣を掌握するすべを得た。誓おう。この魔剣の力をアマルフィのために、そして、エリザベス王女にこの身を捧げよう!」

 アナスターシャが誓約の言葉を発すると、魔剣ブレイブ・ソウルがそれに呼応するかのように淡い光を帯びて輝いた。


「魔剣ブレイブ・ソウルよ。さあ、我が戦場に赴かん!」


 アナスターシャ・グイーンは、颯爽とカラミーアに向かった。

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