美少女をナンパから助けたら俺だけに対する態度が変わった?!
瑠愛
第1話 ナンパ
この世にはナンパというものが存在する。
ナンパというのは面識のないものに対して公の場で遊びに誘う行為のことを指している。
ナンパにも過度なものもある。
「なぁ〜、お嬢ちゃん?俺たちとちょっと遊ばねぇかぁ?」
「やめてくださいっ.....!」
「そんなこと言わずによぉ、ほんのちょっとでいいからさぁ〜」
「っ.......!」
今目の前で行われているナンパは程度が過ぎている。
俺は目の前の女の子を助けようか迷っている
見て見ぬふりをする......という訳には行かない
きっとここで無視をしたら後々後悔することになるだろう
注目を浴びるのは嫌だが今は周りに人もいないので大丈夫だろう
「おいっ!こんなかっこいいやつが誘ってるんだから一緒に遊ぼうぜ?なぁ?!」
「おいそこのゴミ、はよどけ」
「あぁ?俺様をゴミだとぉ?!貴様いい度胸じゃねぇか!痛い目見してやるよ」
はぁ、こいつ頭イカれてるな
手をポキポキと鳴らしながら近づいてくる男。ぱっと見た感じ頭悪そうだからきっと脳筋なやつだろう
そして男が俺の前に近づいてきたところで
「おりゃぁ!」
「お前はアホか」
「ぐはっ....!」
俺はアホのパンチを避け腹に思いっきりストレートパンチをかました
男は蹲っている
(こんなもんか)
とりあえずもう1発蹴っておくか
「うはっ!」
男が泣きそうになったのでやめておこう
これ以上すると警察沙汰になりかねない。
(一件落着っと....)
これ以上ここに居るのもなんか嫌なので俺は帰ろうと後ろを向いた時後ろから掴まれるような感覚がした
後ろをむくとそこにはさっきまでナンパされていた女の人がいた
(可愛いな....)
さっきは間近で見ていなかったためよく顔は分からなかったこの子は普通に美少女に部類されるだろう。
「あのっ.....さっきは....ありがとう..ございま...した」
「ん?...あぁ全然気にしなくていいよ。君みたいな美少女は気をつけてね」
「びしょっ!.............うぅ....」
急に頬を赤らめて唸り始めたぞ。何だこの可愛さわ動物かよ
「気をつけて帰ってね、それじゃぁ」
「あっ」
女の子ごなにが言いたげだったがこれ以上話すと可愛さに耐えれなくなって倒れてしまいそうなので俺は早足で帰った
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「帰っちゃった....」
私がナンパをされているところを助けてくれた彼は早足で帰ってしまった
それにしても彼のパンチは凄かった。相手のパンチを軽々と避けカウンター。
そして彼は私に名前すら告げずに帰ってしまった
せめてLINE交換でもしたかったな
「ん?あれ?」
と地面に視線を落としたらそこには生徒手帳が落ちていた。
これはまさかっ!さっき私を助けてくれた人の?!
私を生徒手帳を広げた。
そこには書いてあったのは...
「那加井高校.....」
私と同じ高校が書いてあった
美少女をナンパから助けたら俺だけに対する態度が変わった?! 瑠愛 @ruea0309
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