第12話 真の姿

「やっぱこいつ」


 獅子のようになった王様は、怪力を見せる魔物のようなモンスターへと変化した。それを見た直人とメロンと、細川は表情を変える事なく、冷静に対処しようとするのである。


「お前たちも食ってやろうか。冒険者ども」


 怪力で地面を叩きつけるそのモンスターは、否応なしに直人たちへ攻撃を仕掛けるのであった。するとメロンは呪文を唱え、召喚獣のオーディンを呼びつけるのであった。


「来たれ、我が聖獣よ」


 オーディンを呼びつけたメロンは指示を出し、モンスターである王様へ攻撃をさせるのであった。


「うおーーーーーー」


 突進する王様に向かってオーディンは、その剣を一太刀でバッサリと二つに斬りつけるのであった。


「すげえ」


 直人はその様子を直視していた。

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