使用者：悪性図書館・利用者

発見番号:V-224-S1

名称：人が妄想できることは、必ず人が実現する

危険度：★、★★、★★★

形状:横50ミリメートル、縦145ミリメートルの金属製の栞。表面には、様々な言語でボイドの名前と同じ『人が妄想できることは、必ず人が実現する』と書かれている。

使用法：本に挟むことで、そのページを実体化する。実体化は、近くの人間が抱いたイメージを参考にして行われるが、集合的無意識により歪められて実体化する場合も多い。

※本の体をなしていない紙の束には作用しない。

書付：骨髄塔に存在する【悪性図書館】で貸し出しされているボイド。確認されている個数は30。貸出期限、返却しない場合のリスクなどは現在不明である。【悪性図書館】内で観測される異常性を、外部でも引き起こすボイドである。【悪性図書館】には、当ボイド以外にも危険なボイドが存在するため、当社の戦闘要員により何度も回収が試みられた。しかし、【悪性図書館】のキュレーターにより阻まれている。

※V-258-S1【異形幻灯機・影鬼遊び】は、【悪性図書館】が何らかの理由で廃棄したボイドである。

※人の創造性を、そのまま危険性に変換するボイドである。数の多さや、手軽さを鑑みて非常に危険と言える。だが、このようなボイドを複数管理している【悪性図書館】が、一番危険である。

※以上を、V-224-S4のカバーストーリーとして登録する。