第7話 お色気担当

 今は幼稚園の教室でお弁当の時間だ。オレはミユちゃんとツバサちゃんに挟まれて食べている。うーん、この玉子焼きおいしいなぁ。


「はい、ルイくん、あーん☆」


 ミユちゃんがそう言ってオレに食べさせてくれる。すると、ツバサちゃんもこう言った。


「あはん♡ ルイくん? あーん♡」


 オレは、ツバサちゃんが三歳児のお色気担当だと言うことを理解する。それに対してミユちゃんがほっぺたをふくらませて怒っている。うーん。


「あらー? 三人とも仲がいいのね?」


 出た、ウシ乳めぐみ先生。


「ねぇ? 二人とも、私にも、あーんしてちょうだい?」


「「やだ!」」


 ミユちゃんとツバサちゃんが、めぐみ先生に睨んでいる。いやー、ウシ乳先生かわいそう。


続く

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