第3話 お弁当の時間

 さて、お弁当の時間だなぁ。オレは一人で食べるつもりだった。悲しいかな、前世がサラリーマンだったからいつも昼食は一人だった。


 そこにミユちゃんがやって来る。オレはびっくりする。


「ねえねえ? ルイくん、一緒に食べよう?」


「え? う、うん」


 オレのとなりにミユちゃんが座る。すると。


「はい、あーん♡」


 ミユちゃんがそう言った。え? 三歳のミユちゃんにこんなことをされるなんて、オレ、泣きそう。パクっとミユちゃんに食べさせてもらうオレ。ああ、前世のオレは冴えないサラリーマンだったから、なんだか泣きそう。嬉しい。


 オレとミユちゃんがイチャイチャしていると、そこにめぐみ先生が。


「あらあら、二人とも仲がいいのね?」


 めぐみ先生は、そのデカイおっぱいを強調するように立っている。すると。


「ミユちゃん? 私にも、あーんをしてほしいな」


「ヤダ。はい、ルイくん? あーん♡」


 え? なんだか、めぐみ先生とミユちゃんが火花をバチバチさせている、だと?


 うーん。オレはめぐみ先生のおっぱいは捨てがたいけど、純真無垢なミユちゃんの思いを踏みにじることはできない。オレは、いったいどうしたらいいのだ?


 ちょっと待って。めぐみ先生とミユちゃんの顔の距離が近いのだが。

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