第3話 お弁当の時間
さて、お弁当の時間だなぁ。オレは一人で食べるつもりだった。悲しいかな、前世がサラリーマンだったからいつも昼食は一人だった。
そこにミユちゃんがやって来る。オレはびっくりする。
「ねえねえ? ルイくん、一緒に食べよう?」
「え? う、うん」
オレのとなりにミユちゃんが座る。すると。
「はい、あーん♡」
ミユちゃんがそう言った。え? 三歳のミユちゃんにこんなことをされるなんて、オレ、泣きそう。パクっとミユちゃんに食べさせてもらうオレ。ああ、前世のオレは冴えないサラリーマンだったから、なんだか泣きそう。嬉しい。
オレとミユちゃんがイチャイチャしていると、そこにめぐみ先生が。
「あらあら、二人とも仲がいいのね?」
めぐみ先生は、そのデカイおっぱいを強調するように立っている。すると。
「ミユちゃん? 私にも、あーんをしてほしいな」
「ヤダ。はい、ルイくん? あーん♡」
え? なんだか、めぐみ先生とミユちゃんが火花をバチバチさせている、だと?
うーん。オレはめぐみ先生のおっぱいは捨てがたいけど、純真無垢なミユちゃんの思いを踏みにじることはできない。オレは、いったいどうしたらいいのだ?
ちょっと待って。めぐみ先生とミユちゃんの顔の距離が近いのだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます