vsテロ組織 (表)
「まずは俺たちが相手だ!」
武装した人達が僕に向かってそう言う
彼等は銃まで持っていて明らかに強そうだ
まずはって何?能力関係なく僕は武装した人には勝てないよ?
「これでもくらえ!」
やばい!なんか来る!?
ーーーと思った瞬間、僕は空中にいた
地面からはかなり離れていて落ちたらタダでは済まなそうだ
(いや、ちょ!)
おそらく転移系の能力によるものだろう、だがそんなことが分かっても現状が変わるわけではない、地面に向けて僕はもがきながら落下して行く
(そうだ!あれがあった!)
確か今着ている装備には確か飛行機能があったはずだ、確か胸元のボタンを押せばよかったはず
急いで胸元のボタンを押すと、風が勢いよく靴の足裏から吹き始めた
だが問題があった、本来靴裏は地面に向いていて上に向かって飛ぶはずなのだろう、しかし僕は落ちてる最中にもがいていたせいで靴裏が斜め上に向いてた
(やばいやばい!誰か助けて!)
案の定僕はさらに猛スピードで斜めに落下して行く
そのまま僕は地面に突撃した
「痛っっった!」
一瞬意識が飛びかけていたがなんとか立ち上がる
奇跡的に助かったのか?
周りを見ると武装した人達全員が散らばって倒れている
まさかこの人達を下敷きにして助かったのか?
悪いことしたな…
まぁ自業自得か、って!そういえばあの男は?
「へぇ、なかなかやるな。面白くなってきたじゃねえか」
とそんなことを言い、こちらに向けてパンチを放ってきた
だがアイツと僕の距離はかなり離れていたので何しているんだと思ったが、落下した時の衝撃による痛みで膝をついてしまう
(痛っ!)
そしてその僕の頭の上を何かが貫き、そしてそのまま背後にあった木を折り、円状にえぐっていった
…はい?
「ちっ、初見で避けやがったか、御察しの通り俺の能力は打撃を飛ばす能力だよ」
今のパンチなの?ってことはあれを連発できるってこと?強すぎない?
「まぁいい、今のは小手調べだ本番いくぜ!」
そう言って相手は連続でパンチを放つ、一つ一つがさっきと同じような威力を持っていた
僕は焦ってもがいているとに手袋あったボタンが押され、盾が出てくる
とにかく何かしようと打撃に向かって盾を振り回し防ごうとする
すると打撃は盾に上手いことあたり打撃は弾かれ横に逸れていく
そしてなんとか打撃を防ぎ切ることが出来た
この盾すげぇ!あんな打撃を防げるのか…
「ちっ!今のも防ぐのか…もう一回行くぞ!」
いや早い早い!もう一回は流石にきつい!
咄嗟に手に持っていた盾を相手に向かって思いっきり投げる
それが相手の頭に直撃、なんてことはなく手が滑って盾は相手より上方へと飛んでいく
そしてあろうことか体勢を崩して転んでしまう
(な!立ち上がらないと!)
だが体をあげた瞬間、前に転んで胸のボタンが押されたせいで靴裏から猛風が吹き始める
そしてそのまま僕の体は前に猛スピードで飛んでいく
(あああああぁぁぁ!!誰かぁぁ!)
ドォン!
なんとか壁にぶつかって止まったがそのまま僕の意識は闇に落ちた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます