6 もう一回

 足音を立てずに走っていた。走り過ぎて疲れたので、俺は走るのを止め、歩くことにした。

 俺はスマホから着信音がなっているのに気が付きスマホを見てみた。

 俺はメッセージを開き、内容をみてみた。


 『早くしてね!遅いよ!早くしてね遅いよ.....遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い━━━━━━━


 俺は少し引いた。顔が青ざめるくらいには。

 俺はさすがにこれは不味いと思い、再び目的地へと走った。


      数分後

 目的地には着いたが........何でここだけ火災とか起きてないの!?

 そう、何を言おう今現在この国は色々と危なくてヤバい状況なのだ。

 俺には特に被害はなかったが、まあうん、ヤバい.....

 そんなことを思っていると、俺の背後に誰かがいるのがわかった。

 俺は後ろに振り向こうとした時だった。俺は腕を縛られ、身動きがとれない状態にされた。


 「な、何だ!?身動きがとれねぇ」


 「遅いんだよ、来るのが......」


 後ろから声が聞こえる。


 「だ、誰だ!」


 「誰だって?わかるでしょ?」


 「わからんから言ってるんだよ、常識的に考えてそれ以外に何があるんだよ」


 「何かいえy―ガハッ.....ゴフッ.....―」


 俺は背中を刺された。俺は痛さでどうにかなりそうだった。


 「アハっ!ごめんねww手が滑って君の背中に大剣刺しちゃったww」


 女?は笑いながらそう言った。

 俺の視界が段々と暗くなり、涙が出る。目の前が完全に何も見えなくなる。自分は結局何がしたかったのかわからず、また消えてしまった。

 

 どれくらいたったのかはわからないが、微かに声が聞こえてくる。

 だが、めんどくさいので俺はそのまま眠ることにした。


 すると強制的に目が覚め、目の前に誰かがいた。

 白髪で服装はどこかの制服のように見えた。その人が俺の方を向いてこう言った。


 「二度目の人生楽しかった?」


 「全然楽しくなかったんですが....というかすぐ終わったんだが?」


 「まあ、ドンマイ!」

 

 目の前の人は笑いながら言った。


 「どうすればいいんです?」


 「三度目の人生送る?三度目の正直だよ!」


 「う、うん。選択肢がないんだろうし」


 「それでいいんだよ!あとね、君の名前を変更させてもらうね!」


 「君の名前は愛だよ」


 俺は急に言われたのでよくわからなかった。


 「あともうひとつ、その口調直そっか」


 「えっ、いやあのその....直すって何を....?」


 「君の口調だよ!女ぽくしてあげるね?」


 「は、はひ....」


 そのあと俺は口調やら一人称などを変えさせられました。

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