第3話 愛の存在を知りたくて



 じっと目を凝らして

 それでも見えない物はある


 見えてる物を見落とした

 見えない物を見ようとしたから

 知りたかった この世界に愛が本当にあるのか


 人が人を思うのに理由はないんです

 人が人に優しくするのは必然なんです


 なんて 嘘っぽくて 信じられない

 誰か 教えてよ

 馬鹿正直にそう言ったって 鼻で笑われるだけだから


 見えない愛を知りたかった

 見えないからこそ見たかった




「ストーリー」

 一度失恋してから臆病になったんだ。

 こんなにも愛してくれているのに、あなたの恋心が信じられない。

 どうしてすれ違ってしまうのかな。

 私達、このまま駄目になっちゃうの?


 だって、泣いてる私を慰めてくれる王子様なんて、そんな現実……私に都合がよすぎるもの。

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